約1年前、2016年のお正月、実家で巻き柿を作った折り、母のアイデアで「押し柿」も作ってみました。
押し寿司の型に干し柿を並べていく、というもの。
食べるときは写真を撮ってね、とお願いしたのが負担になったのか、結局スライスされぬまま、冷蔵庫のチルドルームで1年・・・。
このお正月、スライスしてみることにしました。
(ちなみに、巻き柿の状態でも冷蔵庫なら1年は優にもつので、傷んでいる心配はほぼしてませんでした。小さすぎる巻き柿は、乾燥しすぎてしまうけれど)

さて押し柿。
いつだったかの段階で、押し寿司の型から出して、こんな感じでギュウギュウに締め付けてありました。

厳重にラップでくるまれているのを解いてみると・・・。
おー。びっしり粉が。
(でも最初から結構こな吹いてた)
切ってみると・・・

わ~綺麗~☆
巻き柿はバラのような花模様ですが、これは雲龍文様というのかしら、そんな感じ。
柚子ピールは、巻き柿より多めに、あちこちに挟み込んであります。

綺麗じゃない?
食べてみると、1年寝かせた効果なのかどうか、甘さがちょっと落ち着いて、とても上品な味。
出来たての干し柿/巻き柿は、まるで黒砂糖を食べているみたいに甘すぎるくらいだけれど、これはあっさりしています。
「押し柿の方をいっぱい作る?」と、母はとっても気に入ったようでした。
でも、型が沢山必要だし、圧をかけてしばるのも、円筒形の巻き柿より、難しいよね・・。
甘さ控えめ感がよい、ということであれば、巻き柿の状態のを、1年寝かせてみるかな?
柚子が多めなのも美味しさの理由かしら。
通常の巻き柿は芯(中心)のみに柚子ピールを入れていますが、もっといっぱい入れちゃってもいいのかも。
(柚子ピール多めの巻き柿を作ったのは、これに倣ったというわけ)