5月2日、母とホテルオークラに、「大使夫人のガーデニング」展を見に行ってきました。
(以下、写真をクリックすると拡大します)

ホテルオークラは私は初めてです。
この本館、近々全面立て替え工事の予定だそうですが、建築愛好家(特に日本美を愛する外国人)などからは反対の声もあるそうです。
独特の外観のこの本館を壊し、200mと80mの高層建築を建てる予定だとか。確かに全く趣は変わってしまうでしょうね。

内装は、桐の花がモチーフなのかな。
縦2m、横4mくらいありそうなこの絵は女子トイレの手前の小部屋にありました。昔はもっと目立つちゃんとしたところにあったのではなかろうか。
狭いところなのであとじさってもこの範囲しか写せませんでした。

この照明も桐の花風。(上下が違うけれど)

壁紙にも桐紋が。
ささっと通り過ぎただけでしたが、ロビーの内装も歴史を感じさせて素敵でした。
全部壊してしまうのは勿体ないです。

さて、「大使、大使夫人による10ヵ国のガーデニング」。
開場早々に着いたはずなのですが、立錐の余地もない大混雑。
どうやら先頭には皇室の方とプレスが。
(こういう方って開店前に特別に見学するのかと思っていました)
一般客も、デジカメを上に差し上げて、皇室の方の写真を撮ったりしていました。
しばらくするとプレス関係者がいなくなったのか、行列は徐々に前進しはじめました。

今回は15回目の開催だそうです。
大使や大使夫人にお庭のスケッチをして頂き、それを3次元化するという趣向。
こちらはアメリカ合衆国。

わー、絵とそっくり。
真ん中はアーティチョークかな。
造園のスタッフは何人がかりだったのでしょう。
どれも生きているものだけに、大変だったでしょうね。

イギリス。
アーチとレンガ塀がロマンチックです。

絵とそっくりなアーチが。
皇室の方と大使夫人が並んで、ここで撮影されていました。

これ、果樹の花ですよね?
リンゴ?梨?

サクランボだ~☆

スロバキア共和国。

ぼやけた写真になってしまいました・・。

ポーランド共和国。
四阿があって、その横の木の上にはコウノトリ?の巣かな。

収穫のあいまの休憩、という感じ。
幸せな雰囲気です。
椅子にかけられたショールは大使夫人のコレクションかしら。

鳥さんは、木の上でなく地面に置かれていました。
(上だと観客から見えにくいからではないかな)
かなり強い色合いのもの複数ありますがちゃんと調和していて、絵をみているよう。

会期中に色づかないことが分かっていても、こういう実ものが植えられていると嬉しくなります。
スケッチを描いた大使夫人が、「こんな感じの庭で、ベリー摘みをしたりしたんですよ」、と言ったのではないかな。

ポルトガル共和国。
イスラム風の庭園だと思いました。

ブーゲンビリア、柑橘、池。
果樹がある庭っていいなあ。

難の柑橘かは分かりませんが、花盛り。
我が家のレモンの木も、この勢いを見習って欲しいです。

ベルギー。
これまでは郷愁を感じさせるような、どこかにありそうな庭でしたが、こちらのものはやや観念的・・?
グリーンと白のみの組み合わせで、ストイックな感じです。

背景を黒にして、緑と白が映えるようになっています。
緑にもいろいろな色合いがあって綺麗。

右のエーデルワイスみたいな花は、オーストラリア原産のフランネルフラワー(セリ科)というのだそうです。

斑入りというよりもはや白といいたいようなススキの葉?も綺麗。

ベルギー同様トルコも、実際どこかにありそうな庭ではないです。
こちらは花で描いた風景という感じ。
トルコのボスポラス海峡をイメージしているのかな。

会場内で一番広い面積を占めており、見事でした。

橋の右側。
ツツジが満開。
映画『外科室』を思い出しました。
桜(?)も咲いています。

橋の上は、原画では赤がちりばめられていましたが、実際はやわらかな色合いになっていました。
白と紫を組み合わせて縞々にして、海の部分を表現しています。

それぞれは高価な植物ではないようでしたが、こうやってデザインされて敷き詰めると、それはそれは見事。

橋の左側。
トルコといえばチューリップですよね。
その他、気になった植物をいくつか。

展覧会入り口すぐそばに、こんもりしたバラの展示が。
「バロン オークラ」という名前だそうです。
第15回目の開催を記念し、フランスのオラール社が育種する「フラム」というバラに、ホテルオークラ創業者である大倉 喜七郎男爵の愛称「バロン オークラ」をセカンドネームとして命名されたものだそうです。

このもぞもぞとした花はなんだろう。
雑草のハルジオンにちょっと似ているけれど、葉っぱがだいぶ違うかも。

中央の濃い紫のは、色つきのカラーかな?

線香花火みたいなこれは、一体何・・・?

ラベンダーみたいな葉っぱだけれど、匂いはしませんでした。
何だろう。
・・・と思っていたら、後日園芸店で発見!
エレモフィラ・ニベアというオーストラリア原産の植物ですって。
さきほどのフランネルフラワーもそうですが、オーストラリアの植物は強い日射から身を守るために産毛が生えたものが多くあるそうです。

(青い花ではなく)ギザギザした葉が羽状複葉になっているものは、一体何だろう。

ルピナス、でしたっけ。
この日は展覧会のハシゴ。
虎ノ門のホテルオークラから歩いて、六本木、サントリー美術館(若沖と蕪村展)に向かったのでした。
(途中、ちょっと迷ったけど、次はもう大丈夫のはず。)