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Channel: 採集生活
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干し柿の道具

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干し柿、干しあがってきました。
 

干し柿

毎年佐渡の矢田農園さんに送って頂いている八珍柿(平核無)は、最初の湯通しなどをしなくても、こんなに綺麗な色に干しあがります。ぷっくりした柿がぎゅうぎゅうに箱に詰まっている姿は、毎年見る度に、可愛らしくてにっこり。
ヘタの四つ葉模様も可愛い、という母の意見で、ここ2年ほどはこんな感じで、市松模様に並べています。



柿を剥く段階はもう終わってしまいましたが、私が使っている道具をご紹介します。

干し柿

まずは皮むき機。
こんな小ささですが、あるとないでは大違いです。
2008年に電動や手動、色々比較して、一番お安いこちらを導入。
ものすごく便利です。
りんごを沢山加工される方にもお勧めです。 

干し柿

ピーラー。
これも数種類買ってみた結果、貝印のものが一番よい気がしています。切れ味がよく、また薄く剥けます。
店によって値段が違いますが、近所の西友で800円くらいだったかな。おしゃれなキッチン雑貨屋さんだと1000円を超えることも。

皮むきをする際は、コップに水を入れ、一個ずつ剥く合間にピーラーを漬けておきます。細かい皮のカスのようなものを洗い落とすことで、綺麗に剥ける気がします。 

柿クリップ

柿クリップ(T型)。
平核無柿はT字の枝をつけないように収穫するため、吊すためには金具が必要です。
ネットで「柿クリップ」と検索すると、A型という別のタイプが主流なようでそちらばかり出てきます。
T型は鳥取のJAで西条柿の渋柿を買うついでに購入して以来愛用しているのですが、その後取扱がなくなってしまいました。 
お友達にあげたりして数が減ってきて困っていたのですが、今年、買えるところをみつけ、買い足しました(連絡先は末尾に)。 

柿クリップ

左が柿クリップA型、右がT型。
A型の方がやや高価です。

干し柿

ガムテープ。
右手の親指の腹に巻きます。
ヘタのまわりを一周、包丁で剥くのですが、素手でやると段々と親指の腹がすりむけてくるので、保護しておきます。

干し柿

干すのに使うのは、これ。
スカートフックのついたハンガーです。
(干し柿の干し方については、以前こちらにまとめました) 

干し柿

スカートフックのところにひもをひっかけるようにして、こんな感じで干しています(この写真は2006年に干した西条柿)。
ハンガーを使うと、急な雨の際などに簡単に移動できて便利です。 

干し柿

沢山剥いていると、ピーラーの刃がガタガタになってきます。
皮むき機を回すスピードが速ければなまった刃でも剥けるとは思うのですが、私はゆっくりしか回せません。
切れないピーラーで剥くのは結構なストレスです。
なので刃を研ぐ道具も買ってしまいました。 

干し柿

こちらが電動砥石。
刃に軽くあてるだけで、高速振動により研ぐことができます。 

干し柿

反対側にカエシが出たところで、この薄べったい砥石で軽くなでます。
新品同様とまでは行きませんが、それなりの切れ味が回復します。

8百円のピーラーのために、数千円の研ぎ道具を買うなんて・・・という疑念がよぎりますが、砥石は他の刃物にも使えるし・・・ね・・・。



■参考情報
(1)柿クリップT型の連絡先 広島県の桧山生産森林組合
メールフォームもありますが、まずは電話で問い合わせてみることをお勧めします。
確か25個で200円(200個で1600円)です。
手持ちのものはステンレス製でしたが、今回届いたものはアルミニウム製でした。

(2)A型の柿クリップ 例えばこちら 。
200個で3680円と、やや高価です。 

(3)株式会社コジマ
私が使っている皮むき機のメーカーです。
新潟県三条市にある会社のようです。 


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