先日わらび邸におじゃました折、珍しいお菓子を教えていただきました。

ひだひだの半球形の花のような揚げ菓子。

その名も「花咲きかりん」。
三重県伊賀のお菓子のようです。
これと似たものを、タイ食材店で見たことがあります。

原材料は米粉、小麦粉、片栗粉、砂糖、ココナツミルク、黒糖、牛乳、卵、塩、ゴマ、植物油脂等
ココナツミルクも入っているし、タイのお菓子をヒントにしているものかもしれません。

まじまじ観察してみました。
マリーゴールドのお花のよう☆

裏はこんな感じ。
結構しっかりした固さなので、うっかりかぶりつくと口の中で巨大な欠片がモゴモゴするし、折れたものをこぼす恐れがあります。手で適当な大きさに割ってから、ひとかけずつ食べていくほうがよいかもしれません。
味は、あっさり甘さ控えめ。固い生地なので油がさほどしみこんでおらず、カリンカリンした食感です。
ココナツミルクの風味はほとんどせず、原材料欄を見なければ気づかなかったほど。
おいしさはもちろんですが、この形状が不思議です。
確か、鉄製の花みたいな型に棒がついているものを使うはずなのですが、ドーム状になっている理由がわかりません。
柄つきの型をてんぷら液みたいな生地に半ばまでひたして、それを揚げ油に入れて揚げるはず。
型から抜くには、表側(ふくらんでいる側)が、柄に近い側のはずなのだけれど、凹面になっている型だと抜けないよね?
型から外したあとに、揚げていると自然にカーブしてくるのかも?(duckbillさんの説)
気になるので調べてみました。
「揚げ菓子 タイ」で検索すると、このお菓子は「カノム・ドークジョーク(またはドークチョーク)」ということが分かりました。

使う型はこんな感じ。
(写真はこちらからお借りしました)
うん、そう。こういうまっすぐな形でないと、型から抜けないよね。
もうちょっと調べると、カノム・ドークチョークのを作ってみた方のブログ(こちらとかこちら)がみつかりました。
これらの情報によると、揚げたあと、まだやわらかいうちに、小さめの凸型のもの(伏せたお茶碗の高台など)にのせて、花開かせるようなのです。
その手があったか~。なるほどねー。
しばらくすると冷めて固くなるので、凸型からはずしても形が安定します。なので凸型のものは沢山用意する必要はないようです。
そういえば洋菓子の本でも、こんな感じのお菓子を見かけました。名前にロゼッタとかロゼットとかがついたような・・・。
調べてみると、英語ではロゼットクッキー(型はロゼットアイアン)というそうです。
こちらのブログによると、ヨーロッパ各国、そして中近東にも類似の揚げ菓子があるようです。
(イスラム世界からヨーロッパに広がったのかなあ)
ただし、どれも、揚げあがった平らなままの形状。
わざわざドーム型にするのは、タイ特有のものかもしれません。
一度作ってみたいけど、型を買うほどではないかなあ・・・。