北海道のチーズを取り寄せてみました。
「アンジュ・ド・フロマージュ」というチーズ工房です。
ホクレンの小冊子GREENで見かけて気になっていた工房でした。
ネットで買えるだろうな、と期待していたら、工房のネットショップ(ショッピングカート)は現在お休み中。
メールのやりとりを何度か繰り返し、何とか買うことができました。
(担当者の方、お忙しいところありがとうございました。)
中で、変わったチーズがありましたのでご紹介します。
”ganos soga ピノノワール” というもの。
ワインを作る際のぶどうの絞り粕をまぶしたチーズです。
この外側のモロモロはレーズンを更に固く、乾かしたような食感。あと、ぶどうの種も多数まぶっています。
種は通常のものより大きい気がしました。

赤ワインの場合、潰したぶどうの皮や果汁を一緒に発酵させて、その後絞っているのでしたっけ。
その絞り粕だと思うのですが、ワインの味はほとんど感じませんでした。
ぶどうの皮のポリフェノールの風味がして、うっすらとイーストっぽい程度でした(よく乾燥しているから?)。
発酵後のぶどうなので、レーズンぽい甘酸っぱさも勿論ないです。
むしろ食べてみて面白かったのは、種。とても固くはありますが、パリパリした食感が面白いです。欧米の人はぶどうの皮や種も全部食べてしまうそうですが、その感じが少し分かりました。

基本的には外側は外して食べるものだそうです。
中のチーズは、真っ白でぎゅっと詰まっていて、ポロっとほぐれるような、山羊チーズのよう。
国産チーズの例に倣い、塩味はとても控えめでピュアな味。
お酒っぽさは全然なく(子供でも大丈夫)、うっすら酸味があります(ワイン粕の効果かな?)。
あまり褒めていないみたいですが、ピュアな味の美味しいチーズでした。
酸味があるので、蜂蜜をちょっと垂らして食べるのがおすすめです。
■参考情報
アンジュ・ド・フロマージュ ホームページ
アンジュ・ド・フロマージュのチーズラインアップ(全てではないかもしれません)
(ショッピングカートは休止中です)
ganos soga ピノノワール の解説 (今はもうないチーズ屋さんのブログ)