とある日曜日、のんびりTVを見ていたら、突然バシッと音がして画面が真っ暗になりました。

壊れたのはこのブラウン管テレビ。
地デジ化の際も、壊れるまではコレを使えばいいよね、と買い換えずにいましたが、 とうとうその日が来ました。

SONYの KV-25ST12 という機種でした。

なんと、1999年製。
そうか、前世紀か・・・・・。
これは私が独身時代に買ったもので、15年間に、2回の引越と東日本大震災と地デジ化をのりこえてきました。

2011年3月11日の地震の際は丁度買い物に出ており、帰宅してみたらこんな状態。
これでお陀仏か・・と思ったのですがどこも壊れていなくて、なーんだ、買い換えは延期か〜(ちぇ)、と思ったのでした。
あれから更に3年。
まあよくもってくれました。
故障後、しばらくTVのない日々。
最初は、あー、うー、間が持たないーという感じでしたが、
久々にダンナサマのコレクションの音楽CDをかけたり、夫婦の会話を復活させたりしていました。
あと、TVがないと、ダンナサマ担当の夕食の後片付けがはかどるということが判明。
(ダンナサマはTVがついていると、例え何百回も見た健康食品のCMですら、ぴくりともせずに集中して視るタイプ)
TVなしも結構いいもんだな、と思っていたところではありますが、新しいのを買うことにしました。

選んだのはこちら。
パナソニック「ビエラ」のTH-P55GT60というもので、何とこの時代にプラズマTVです。
プラズマTVって(液晶TVに押されて)2年ほど前に製造中止になったのだとか?
電気屋さんを(2件だけですが)まわって、わざわざ捜しました。
主体的に捜したのはダンナサマ。
私は何でもよかったし、液晶とプラズマの違いも実はよく分かっていないのですが、
「次に買うときは液晶しかないから、プラズマは今しか買えないよ。
ブラウン管、プラズマ、液晶、と3種類体験出来ることになるよ」
というダンナサマの言葉。
「そうか〜。失われゆく技術に敬意を表するのもいいかもね・・」と懐古趣味にほだされてしまいました。
店頭展示品で、すごく安くなっていたのも決め手の一つ。
(記憶が定かではありませんが、壊れたブラウン管TVを買った時と同じくらいの値段かも)
サイズは、電気屋さんで色々並べて見ると、まあこんなものかな?という大きさ。
何しろ店頭在庫だし、他に選べないです。
大雨でもあったし、大きくて重いので後日配達してもらうことにしました。
配達当日は私は留守にしており(マイタケ原木の伏せ込みに那須へ)、ダンナサマが対応。
私はセッティングされている部屋に戻るのを楽しみにしていました。

部屋に入ると、どいーんと巨大なTVが。
うおお。
大きい〜。
特に、これまでのTV台にのせているので、どいん(画面)+ちんまり(台)、という組み合わせが妙です。

でもまあ、薄いことは薄いです。
これまでの画面に比べると、面積はおそらく4倍近いのでは?
部屋の中でとても目立ちます。
Fujika:「お、大きすぎたことない?」
ダンナサマ:「そうでもないんじゃない?」
とダンナサマは平気そう。
(折角TVなし生活に慣れてきたのに)「画質もチェックしなきゃ☆」とダンナサマが言うもので、いろいろ見てしまいました。
感想は
・車を直す番組(『名車再生』)が好きでよく見るのだけれど、ネジや部品のひとつひとつがクッキリ綺麗
・(ベネツィアの)町や海の風景が、広々。行きたくなる。
・絵画を紹介するシーンでは、詳細までくっきりよく見える
(実物を見に行くよりも、(近くで撮影しているし)明瞭なくらいかも?)
・番組表画面にすると、画面がでかいので当然文字も大きくて読みやすくて助かる(近眼なので)。
・映画も、かなりの迫力。
『インセプション』を見たけれど、ブラウン管のときは気づかなかった細部がよく見えた。
(無重力状態で球形の水滴(血)がぷかぷかしているところとか)
・それにしても、それほど大きくない部屋にこんな大きなTVで、なんかTV漬けの人達みたいで少々恥ずかしいような・・・・。
(『傷だらけの天使達』の四畳半にベッドというのエピソードも思い起こされるのだけれど、分かる方いらっしゃるかしら?)
でもまあ映画鑑賞はダンナサマの数少ない趣味の一つでもあるし、ダンナサマが気に入っているならいいかなと思います。
大きなTVに合うようなTV台は、これから作る予定。
(蕎麦屋の出前)