ウィーンのスーパーで、コロンバという鳩型の菓子パンを見かけました。
パネトーネ(クリスマス菓子)の親戚のようなイタリアのパンで、イースターに食べられるものです。
2種類あって、片方は大きくて大手メーカー(?)の比較的お安い、箱入りのもの、もう片方は小さめでちょっと高い、包み紙入りのもの。
今年のイースターは4/20。
ウィーンに行ったのはすっかり過ぎた4月末ですが、まだ定価のまま売られていました。
2月14日の夕方にはバレンタイン関連品を片付けてホワイトデー用品に模様替えする日本とは違い、割とのんびりしています。
(パネトーネもコロンバも、とても日保ちがするお菓子なので鮮度的には問題ないのですけれど)
少しは割引されていたらよかったのになー、と思いつつ、折角なので買ってきました。
海外旅行に行くとスーツケースがいっぱいになるまで買い物し続けてしまう、という自分の傾向に気づいたので、最近は大きくて軽いもの(クラッカーやパンなど)を早めに買うようにしています。
(でないと、小さくて重たい蜂蜜などを次から次へとどっさり買ってしまう危険性が)
パネトーネは丁度いいです。

奮発して、小さくてちょっとお高い方を選んでみました。
リボンや造花は、見る分には綺麗ですが、どうせ食べない部分なので何だか勿体ないような・・。

どいん。
包み紙のため、真ん中のこんもりした膨らみがややつぶれました。
メレンゲのようなクッキー生地とあられ糖、アーモンドがトッピングされています。
西洋ではこの形が鳩なのだそうです。
ううむ。鳩ねえ。

でもまあ、まるでひよこまんじゅうのような日本の千鳥文様も、かなりのデフォルメですし、よそのことはいえないか。

表面のカリカリした部分はかなり甘いです。私の場合はこれがないパネトーネの方が好み。
生地はしっとりふんわり☆
パネトーネにはレーズンが入りますがこれにはレーズンはなく、オレンジピールが沢山入っていました。
霧を吹いて少しトーストしてから食べるのも表面サックリ、中はしっとりふんわりで美味しいです。

Loison ロイゾン というメーカーは有名なようです。検索すると日本でもクリスマス季節にはパネトーネが販売されています。
立派な小冊子がついていました。

中央下部の写真でコロンバにトッピングをしています。

パネトーネの工程。
左下の写真、なんて大きな型!
焼き上がって冷ます際は、シフォンケーキのように逆さにして冷まし、自重でしぼまないようにするのだそうです。

コロンバ、パネトーネ、パンドーロなどなど、いろいろなパンを作っているようです。
下段右端のパネトーネは、一体どのくらいの大きさなんだろう・・・。ゆりかごくらいあるのかも。美味しそう・・・。

パッケージがやや異なりますが、コロンバも載っていました。
■参考情報
Loison ホームページ