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畑の哺乳類(子ネズミ)

さわやかな天気の連休でしたが、如何お過ごしでしたか。
私は、久々に畑に行って、秋の植え付け準備をしてきました。

今年の秋は、DIY(&家の片付け)で忙しいため、植え付けは戦線縮小です。
でもニンニクはまた植えたいので、準備がんばらねば!

夏の間、がんばって草刈りをして、そこらにこんもり、山のように草を積み上げてありました。
ひとまずそういう邪魔なものをどけて、耕運機(貸し菜園のメンバーで共同利用しているもの)で耕します。

どさどさと雑草束をよけていると、握りこぶしよりやや大きめのものが、草山のかげからびゅっと飛び出してきました。 
ええ!?何??
 

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子ネズミ

飛び出してきた草山の下には、コンポストのふたが転がしてありました。
ふたをめくってみると、鳥の巣のようにま〜るく、藁が。

あらららら。巣だ。

視界の隅を、さっき飛び出したものよりは小さなものがもぞもぞと動くのが見えます。 

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子ネズミ

いた!

まだ目も開かず毛も生えていないネズミ(?)の赤ちゃん。
先ほどびゅっと飛び出していった母ネズミが、咥えていた子ネズミを取り落としたようです。

目も見えていないはずなのに、結構なスピードでどこかに向かって急いでいます。
  

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子ネズミ

そしてズッキーニの葉陰で、ぜいぜいと息を切らしてへたりこんでいます。
車のカメラをとって戻ってきても、同じ場所でへばってます。
「ひぃひぃ。前にも後ろにも進めませ・・ん。」


ううむ。どうしたものか。


 

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子ネズミ

とりあえず軍手でつまんで掌に乗せ、巣に戻してみました。
重さは、(手にのせたことはないけれど)里芋につく巨大芋虫よりも軽いほど。
でも軍手ごしに、ほかほかとした体温が伝わってきます。ほ、哺乳類だ〜。

先程のふたも戻して畑の作業再開。 

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子ネズミ

しばらくして覗いてみると、ついさっきすごい怖い思いをしたことなんてすっかり忘れて
「にゃむにゃむ。ごはんはまだかにゃ〜〜。」とくつろいでいる様子。 
(先程はうっすら土をかぶっていたけれど、自分で毛づくろいしたようで綺麗になっています。体勢も明らかにリラックス)

ネズミは、実はジャガイモやサツマイモを齧ってしまう害獣。
でも赤ん坊ネズミは芋虫みたいには殺しにくいです。
もし親に見捨てられれば死んでしまうはず。死ぬとしたら、自分の巣で死ぬのがいいよね?
という訳でこのまま放置。 

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子ネズミ

さて翌々日。

害獣退治の観点からは死んでいてくれるといいのだけれど、と思いながら巣を覗いてみると、からっぽ。

逃げていった親ネズミが、ちゃんと子供を連れに戻ったようです。  

 
耕している際にサツマイモのツルをかきわけてみると、盛大にかじられたお芋が多数。
うう、やっぱり退治しておくべきだったのかなあ。

もし私が地獄に落ちたら、極楽の芋畑からねずみがしっぽを垂らしてくれるかなあ。もう。 


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