パネトーネ、今年は国内で買えるものを買い集めています。
一昨年頃から気になっていたイタリア食材店ピアッティのジャンベルラーノ。
今年も、事前予約は逃したのですが(だって秋のはじまりくらいの時期なのですもの)、当日券的な販売には間に合い、ひとつ購入できました。


白と赤のスッキリしたデザインの箱。
種類はスペツィアーレ。

この部分は外せるようになっています。
違う種類のものに対応するのに、いいアイデアですよね。

縦長タイプの形状で、表面のアイシングあり。
結び目は上ですが、アイシングがあったりしてドームが固めなのか、潰れはないです。

留め金はこういうもの。初めてみたかも。
(大抵は針金のネジネジです)

(さっきも書きましたが)ぷっくり膨らんだ上部が変形していなくてすごいです。
(縦長タイプはドームが丈夫な傾向はあります)

アイシング(+あられ糖、アーモンド)がかけてありますが、膨張でかかっていない部分も多いです。

断面。右がこのジャンベルラーノ。
左は後で記事にしますが、ニコリーニ。

つやつやした生地の感じ。
何というか、もっちりした弾力があります。
あと、レーズンが大きいような!?

レーズンが気になったのでほじくり出してみました。
やっぱ、すごく大きいレーズン!
断面から掘り出したのでちょん切れたヒトたちですが、それでもこの大きさ。
私も以前買ったことがあるチリ産レーズンではなかろうか。
(色の違うものがみつかりましたが、個体差なのか、別品種なのか不明)
大きいだけあって、皮も少し硬く、果肉も固めなのですが、噛んだときの風味がすごくいいです。
普通は、「あ、レーズンですね」という感じですが、これは、甘酸っぱくて、ワインのような複雑な風味もあり、しかも(大きくて歯ごたえがあるだけあって)余韻が長く続きます。
この生地が、へにゃへにゃ系ではなく、割とコシのあるしっとりもっちり系なのでこのレーズンが合うのだろうなと思います。

オレンジ色のドライフルーツも。
これは、材料を見て分かったのですが、おそらくキャンディードアプリコット。
(クラシコにはこれは入らないので、だからスペツィアーレなのか)
これは、酸味はほぼないです(アメリカ産ドライアプリコットとは違う)。食感は柔らかめ。
単体で食べると香りも弱く感じてちょっとインパクトがないのですが、生地と一緒に食べていくと食感では探知できないのに時折いい香りが漂うので、作り手が入れたかったという気持ちが分かるような気がします。
レモンピールも遭遇確率は低めですが入っていました。
アイシングは、たまごぼうろを甘くしたような、シンプルな風味でかなり甘め。
あられ糖は、バターがしみた粒は、ほろっと砕ける感じになっていて面白いですが、そうでない粒は硬いです。
私としては、アイシングはなしで、生地のみ食べる方が好きかな~。
(なので基本剥がして食べています)
原材料解読は後日。(一旦書いたのですが、写真が間違っていたことが判明したため。お恥ずかしい・・・)