高級りんごを頂いたので、ご紹介します。
ちんまり小さくてかわいいこちらは、「こみつ」。
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こみつというのは商標名で、品種名だと 高徳こうとく になります。
高徳の中でも糖度や外観など一定の基準を満たしたものが、こみつ と名乗ることができるようです。
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名前のとおり、こぶりで可愛いサイズで、切ってみると蜜がいっぱい!
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縦に切っても蜜がしっかり分かります。
高級なギフトカタログで、見たことだけはあったりんごでした。
味見は今回が初めて。
蜜が多いというだけの見掛け倒しでは・・、という先入観がちょっとあったのですが、実際頂いてみると・・
おお、味が濃くて美味しい!
小さい分、組織がしっかり固く、心なしか重たく、味も濃縮しているような気がします。
ふじを濃く、美味しくしたような味。
「ん!これは!!」と、目がぱっちりしました。
(みかんもだけれどりんごも、小さいもの、要チェックかも? スリムスイートも好みです)
最近の遺伝子解析での調査で、片親がふじ、もう片方がロム16ではないか、という結果が出たそうです。
やっぱりふじの系統なのだわ。
品種登録されたのは1985(昭和60)年だから意外と古くからある品種です。
(日本では特に)小さいりんごは人気がないので、生産者からも敬遠され、どんどん木が伐られていきました。
でも、味がよく形もよいという特徴を見出して、青森県津軽石川農業協同組合が粘り強く販路の拡大を図って、返り咲いたのでした。
デパートなど高級店で知られるようになってきて、他の産地もこの品種をつくるようになってきました。
なので差別化をはかるため、一定基準以上の果実について、「こみつ」という商標登録を出願、2007(平成19)年8月に認められました。
収穫期は10月下旬~11月上旬。
今回、12月上旬と中旬に1個ずつ頂いたのですが、最初に食べた方がしゃっきりして味がよかったです。
はっと目がさめるような美味しさがありました。
(後のものも、甘くてシャキシャキで十分美味しかったのですが)
日持ち自体は結構するりんごのようですが、なるべく早く、新鮮なうちに頂いた方が、美味しさを堪能できると思いました。
■参考情報
青い杜の片隅から こみつ/高徳