とある日、ニンニクの植え付けをしなきゃいけないけど何か元気でないなあ・・・・・・、と思いつつ、まずは途中にある産直に行ってみました。
産直では「ぶどう祭り」をやっていて、何種類ものぶどうが並んでいて、美味しそうです。
ダンナサマに買っていってあげようかなー、と思っていたのですが、何と、財布を忘れています。
じっくり眺めることしか出来ません・・・。
ああ、無駄足・・・。
何も買えず産直を後にして、すごすご帰ろうかとも思いましたが、折角なのでやっぱり頑張って、畑に向かうことにしました。。
左車線を走っていたところ、左目の隅を、何やらこんもりした明るい茶色の物体がよぎりました。
「あれはきのこだ!」
直視しなくても目に映るくらいですから、かなりの大きさです。
街路樹の切り株から発生している模様。
何だろう?
後で調べに来よう。
ひとまず畑に向かい、ニンニク(珠芽)を植え付けて、同じ道を戻ります。
産直の駐車場に舞い戻り、車をとめてさきほど見た物体を探してみると・・・・。

どかん!
大量に生えています。
左下に見えるのは、かなりごつい(男物サイズ)登山靴です。
一番大きなブロックは、キャベツ2玉分くらいあります。

カサの真ん中付近は、細かく毛羽立ってささくれています。
何ていうきのこだろう?
食べられないにしても、こんなに目立つキノコなので、絶対図鑑に載っているはず。

軸はすんなり長く、ツバはありません。

ひとまず一部を持って帰って、図鑑を調べます。
ヤナギマツタケかしら?と思ってあたってみたけれど違いました。
別のページを調べると、どうやらナラタケモドキのようです。
名前のあたりがついたので、ネットでも検索し、画像を再確認。
食べられるきのこですよ!

食べてみなきゃ。
まずは味見。
(左は茹でただけ、右はバター炒め)
ナラタケには劣る、と書いてありましたが、バター炒めの方などは、ほんわかきのこのいい香りもして、とても美味しいです。
小一時間経って、特に異常はないようなので、残りを摘みに行きます。

大収穫!
持ち運ぶ腕がぷるぷる震えるくらい、大量にありました。
これで全部じゃなくて・・

新聞紙に乗りきらない分がまだこんなに。

ひょろりと細い茎に見えますが、なんか縮尺の間違いみたいに、でっかいです。
土や落ち葉はかぶっておらず、掃除は比較的簡単です。
茎の真ん中程度より上を食べるらしいので、ちょんちょんとハサミで切って行くだけです。

とはいえ量があるので、何回かに分けて洗う必要があります。
ザルに入れて水気を切るのにも、うち中のザルを総動員。
はー。
ちょっと一息。

あ、まだあった。
2回目に摘んできた分のみ計量してみました。
株の正味重量(箱等は除く):5.2kg
全重量から軸下部などの廃棄分を引いた可食部の重さ:3.4kg
1回目に試しに摘んだ分は含まれていないので、もっと多かったことになります。3.4kg(+α)ものきのこ!

とにかく加熱して、コンパクトにしてしまうに限ります。
バター炒め、醤油煮、白だし煮、マリネ(ヤマドリタケモドキの時と同様の味付け)の4種類作りました。
こちらはバター炒め。ピラフ、オムレツ、カレーなどに入れよう。
2012/10/18
ナラタケモドキ、バター、塩

醤油煮。炊き込みごはんやけんちん汁に使えそうです。
大根おろし和えもいいかな?
汁多め、汁少なめ、茎だけバージョンなどいろいろ作ってみました。
2012/10/18
ナラタケモドキ、醤油、酒、みりん少々

白だし煮。こちらも炊き込みごはんやけんちん汁に。
2012/10/18
ナラタケモドキ、白だし、酒

マリネは酢が入ります。
そのせいかきのこの色が白っぽく仕上がりました。
2012/10/18
ナラタケモドキ、塩、ニンニク、スパイス、酢、砂糖
瓶詰めは、全部冷凍です。
(春から夏にかけて、コツコツ整理して減らしておいて本当によかったよ・・・)
ああ疲れた・・。
冷凍庫がいよいよパンパンなので、しばらくきのこを買うのは禁止!
もしきのこを使いたい場合は、全部ナラタケモドキかヤマドリタケモドキで行きます。
いやむしろ、積極的に消費していかないと。

早速ひと瓶解凍し、炊き込みごはんを作りました。
具は、
・ナラタケモドキ醤油煮
・レンコン(fromおでん)
・こんにゃく
・My人参
・ぎんなん
・生姜
・(出来上がりに)ウコギ微塵切り
・(出来上がりに)青柚子の皮
大成功。美味しかった☆
4合まとめて炊いたので、残りは冷凍しておきます。
きのこ一瓶使って、ごはん6玉冷凍。差し引きすると、冷凍分がふえてるし。