いまうちには贅沢にも、和梨が3種類もあります。
(ミヤジマさん、お父さん、ありがとうございました☆)
収穫時期の順に、豊水、恵水、秋月、の3種です。
豊水と秋月は埼玉の梨、恵水は茨城のものです。
豊水は好みの品種で、毎年買うものですが、恵水と秋月は(多分)見るのも食べるのも初めて。
折角なので食べ比べてみることにしました。

まずは外観から。
豊水:いわゆる梨の色合いだけれど、形はちょっとごつごつとした感じ。
恵水:明らかにオレンジ色が強め。照り輝くように見えます。これは、何故かとてもずっしり重たいです。
秋月:色合いは豊水に似ているけれど、つるりとまんまるで、お月さまのよう。
梨の外見なんて見ても区別つかないかも、と思っていましたが、見比べると結構違うのですね。

こうやって並べてみると、恵水のオレンジ色がはっきりわかります。
この恵水は、とっても新しい品種で、茨城の選果場につとめている方でも、昨年までは口に入る機会がなかったのだそうです。

切ってみました。
恵水は、心なしか白濁している感じ。
豊水と秋月は似ているけれど、強いて言えば秋月は透明感があって、皮のそばは緑色が透けているようにも見えます。

皮を剥くと、かなり見た目が似通ってきます。
恵水は、芯の色がややオレンジ色かも。
食べてみると、おお、全然違う!
味わい分けられるか自信がありませんでしたが、違うことだけはよくわかります。
まずは食感。
豊水を基準にして、つぶつぶ感とシャキシャキ感の2軸で表現すると、下図のような印象です。

恵水:豊水に比べ、シャキシャキ感は少な目で、果肉はどちらかというと洋梨に近いようなふわっとした柔らかい感じ。
クリームのような、とまではいきませんが、洋梨にかなーり近づいているような気がします。
ただし、ツブツブは豊水より(洋梨より)強く感じます。多いのか大きいのかよく分かりませんが、大きいのかも?
この3種の梨、どれもみずみずしさは同程度だけれど、恵水は持つととても重たいのは、このツブの多さゆえでしょうか?
豊水:これを基準にしています。
シーズン初めの幸水よりややツブツブが小さくて、よりみずみずしいですよね。
秋月:豊水よりツブツブが少なくて、よりシャリシャリ。
みずみずしくて、なめらかで、でもシャリシャリ感もあります。
皮を剥くとき、包丁にあたるツブ感がどれよりも少なくて、水分もあるのでするすると刃が走る感じでした。
ダンナサマは「みずみずしい大根的な?」と言っていました(梨を大根に例えるのはなんか梨に失礼なような・・)。
りんごより断然みずみずしいし、うーむ、例えるならば(固めの)スイカ?
文学的?比喩でいうと、雲母のような歯ざわり・・・と思いました。
味の構成をうまく表現するのは難しいけれど、濃い味(複雑さ)とさっぱり、を軸にしてみるとこんな感じでしょうか。

豊水:秋月、恵水と違って酸味のあるタイプ(なので大好きな品種です)。
酸味がある分、複雑な味に感じます。
少数派かもしれませんが、豊水はタネの部分が小さいので、ごく小さくタネだけとって、芯の部分を一緒に食べるのが好きです。
少し強めの酸味があって、味のアクセントになります。(幸水の芯はそれほど好みではない)
恵水:これは酸味はないタイプで、甘さが強くてとっても濃厚!
糖度が高いだけでなく、なんとも表現しにくい、複雑な香りがあります。
柔らかめの果肉とこの香りもあいまって、洋梨にぐぐっと近づいている気がします。
芯は、ごりごりとやや固めですが、酸味や渋みはなくて甘いので、私としては食べてもいいかな、と思います。
秋月:これも酸味はないタイプ。
すっきりした甘さの、とてもさっぱりした梨らしい味わい。
秋月は、変わった風味はないものの、きわめてみずみずしくてシャリシャリした繊細な触感もあり、そこが魅力だと思います。
芯は、酸味や渋みは強くないものの、甘みも薄め。
秋月のシャリシャリした繊細な触感を邪魔する気もするので、とったほうがいいかな?
(ダンナサマは、どの芯も、全部取り除いて食べたいみたいだけど)
どれも個性があって、美味しい梨です。
もうしばらく梨三昧が楽しめます。
(ミヤジマさん、お父さん、ご馳走様です!)