早生グループのひとつ、紫。
背の高さは中ぐらい、固い花茎が出て、先端には大粒の珠芽がいくつかつきます。
乾燥した皮にはシルクのような艶があって綺麗なのですが、鱗片数が時により非常に多くなることがあって、厄介な品種です。
今年の収穫はこんな感じ。

まあ、ほかに倣って小玉傾向。

鱗片数がどうなっているか、試しに剥いてみました。

この手前の粒などは、中で鱗片が分かれていますよね。

こういう粒も。

1枚の皮の中で分かれているならばいいのですが、1枚剥いたら中にさらに皮つきのが2粒入っていたりするとガッカリです。

これは、ひとかたまりの中に、皮つきの小さな鱗片が5つも。
これはちょっと・・・。さあ料理しよう、というときに困るなあ、これでは。

くるりん。

極小クズニンニクは、ひとつぶが、珠芽と同じくらいだったりします。

大玉になってくると鱗片数が不安定な紫ニンニクですが、小玉サイズだと、鱗片はきちんと放射状に配置され、数もほぼ一定。
見た目が綺麗なので、捨てきれない品種です。
畑友から、この小玉をタネとしてもらったので、来年まき直してみようかと思います。