6月下旬、ブルーベリー農園のマダムから、モロヘイヤのタネを頂きました。
よく分からないので、適当にばらまき。
日照不足の7月は、摘んだら可哀想かな、と思うようなひょろひょろした状態でしたが、夏になるとぐんぐん成長。
ほうれん草や小松菜などと違って、えらく大きな植物です。
灌木というか、生垣くらいあります。畑で一番大きい部類の作物です。(里芋もけっこうデカくなります)
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いつの間にか身長を超えるような高さにぐんぐん成長し、その北側にあるオクラへの日照を遮っています。
ちょっと摘んで、茹でて刻んでみじん切りに叩いて、とろろみたいにして食べてみましたが、この程度では太刀打ちできません。
そんなとき、シリアでは干したモロヘイヤを煮込みにする、という料理法をネットで知りました。
そうか、干すのか!
一度、とても暑い日に摘んだら、持って帰るまでの間にカサカサになってしまって、結局捨てて帰ったことがありました。
とても乾き易い葉っぱなのです。
中近東の気候ならなおさら。保存性もよくなるし、なるほどです。
早速やってみることにしました。
モロヘイヤを大胆に刈り取って、葉っぱを摘み取ります。
中心の茎は木みたいに固いので、使うのは葉だけ。もし葉柄も固そうな場合は、葉のみ。
これをざっと洗ってザルに広げます。
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うちで一番大きなザル。
葉っぱはなかなか水が切れずにまだびしょびしょしていますが、いずれ乾くだろうとこのまま干します。
(洗わずに干して、使うときに水洗いしてもよさそうな気がします)
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天気がよかったこともあり、朝から干し始めて一日で、ほぼカッサカサに乾きました。
夜露にあわないように夜はとりこみ、翌日念のためもうひと干し。
干している間、なんとなく、緑茶のような香りがしてきます。
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以前買った中近東の保存食の本『Mouneh』を探してみたら、ドライモロヘイヤ、載ってました。
(以前読んだときは適当に読み流しており、記憶に残っていませんでした)
モロヘイヤは、英語では Jew's Mallow 。
あちらでは、季節になると生のモロヘイヤを大量に買ってきて、各家庭で1年分のドライモロヘイヤを作っておくのだそう。
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大きなザルにどっさりあった葉っぱが、とっても軽く、カサも減ってこの程度になりました。
さて、この乾かしたモロヘイヤを使って、チキンとあわせた煮込みを作ってみます。
どんな味や食感になるのか、全く想像がつきません。
次の記事で、お料理にしますので、乞うご期待。