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ナポリ2018:雑感

先週は、8泊10日でイタリアのナポリ方面に行ってきました。
忘れないうちに、印象に残ったことを書いておきたいと思います。(トイレの写真だけというのもなんなのであとで写真追加しようと思います)

初日の夜だけナポリ泊、残りは、電車で数駅離れたトッレ・デル・グレコ(ギリシャの塔という意味みたい)という小さな町に宿をとりました。
トッレ・デル・グレコから、ナポリに行ったり、エルコラーノやポンペイの遺跡を見に出かけたりしました。
この町の宿は、最近はやりの民泊(アパートの一室貸切)。市場でいろいろ買い込み、キッチンで調理して楽しみました。
同行のイトウさんが家事が(私より)得意で、とっても助かりました。

■空港・ナポリの街
・空港の荷物受取エリアそばのトイレには便座がなくてびっくり。(しょっぱなから妙な話題で恐縮ですが、ナポリに着いて最初の衝撃がコレだったもので・・・)
 便座はないのに、人感センサー自動洗浄があったり、荷物ひっかけフックもオシャレなのがついてたり。
 自動洗浄はなくていいから、便座をつけてほしかった・・・。

・ビデはホテルにもアパートにもついていました。ビデが一般的なので、便座なしのトイレも違和感ないのかな?

・町はそこらじゅうゴミだらけ。そして落書きだらけ。私鉄電車の車体や駅、駅名看板にもびっしり落書き。
 ナポリの街にはウィーン同様由緒ありそうな立派な建物が多いのに、もったいないなあ、と思いました。

・治安が悪いと聞いていましたが、ひとまずそんなに怖い目にはあわずに済みました。
 一番の繁華街エリア(ガッレリア)には、大きな自動小銃(?)を持った軍人さんがあちこちに配置されていました。
 
・ナポリ地下鉄は、建築的には攻めてる、というかカッコいい感じの駅ばかりでした。 
 

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ナポリ旅行

ナポリ空港の荷物受取フロアのトイレ

 

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ナポリ旅行

トイレの手荷物ひっかけフック(カッコいいけれど微妙に不親切)

 

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ナポリ旅行

トイレの手洗い用洗面台
水、液体せっけん、乾燥用の風吹き出し口の3つのノズルが。
斬新に見えるけれど、雫が洗面台に落ち、横につながっていてまったいらというのは掃除もしやすいのかもしれない。

 

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ナポリ旅行

ナポリの道端(ゴミと落書きが沢山)

吸殻がとっても沢山。喫煙者が多いのも、ゴミが出てしまう理由かな・・・。

 


■トッレ・デル・グレコの街
・とても小さなまちで、観光客は全然こないようなところで、こわい感じが全然なかった。

・いちばんのメインストリート(といっても一車線一方通行の道路)沿いが宿だったのだけれど、夜のにぎわいにはびっくり!
初日「土曜だからかなー」 翌日「ああ、日曜もやっぱり賑わうのね」 月曜「ええっ?月曜でもおんなじ賑わい!?」
火曜~木曜も同じ。
みんなぶらぶらして、歩道に立って数人でおしゃべりしたり、ジェラートを食べたりしています。
初老の男性同士数人が立ち話で延々と喋っている様子というのは、日本ではあまり見かけない光景かも。
これが毎晩!
で、金曜日、今日は花金(死語?)だからいつもより賑わうはずよね、と思っていたら「え?何でいつもより静か?」
もしや、とTVを見てみたら、1チャンネルでサッカーをやってます。でも、ゴールの瞬間に、他の部屋やスポーツバーのようなところからどよめきが聞こえる訳でもありません。
結局、夜のにぎやかさの法則はつかめませんでした。


■ナポリの国立考古学博物館
・西洋美術は、人体が大好き、ということが分かった。
彫刻も絵画も、人体ばっかり・・・。
でもって、自分は、人体がそんなに好きじゃないということが分かってきた。
(特に彫刻。見ててもあんまり楽しくない・・・。ギリシャ神話の登場人物ならば、キャラを知っているので少しは楽しめるけれど・・・)
ポンペイ遺跡でも彫刻を邸宅に飾ったりしていたようだけれど、私の趣味ではないなあ。
旅行先での時間および体力は有限なので、彫刻と絵画は、自分的には優先度を落としても悔いはないです。
絵画よりモザイクの方が断然好みでした。


■エルコラーノ、ポンペイの遺跡
・あんまり楽しくないかもなー、と危惧していたが、結構楽しめた。綺麗なモザイクも沢山残っているし。
屋根や庭を復元しているところは特に。
西洋史における一世紀とそれ以降、例えば5世紀と10世紀と13世紀、断片的なイメージはあるものの、何がどう進歩を遂げてきたか連続して理解できていないです。なので一世紀の遺跡のすごさ(みどころ)をちゃんとは認識できていません。
ポンペイ遺跡の時代は、玄関入って比較的すぐの広い部屋の真ん中に浅い小さなプールがあり、その上の屋根はなくて、周囲の屋根は内側に傾斜しており、雨水がそのプールに流れ落ちるようになっていたようです。
水確保、および採光にはちょうどよさそうではありました。でも夏はいいけれど、冬はそんな屋根穴があって寒さは問題なかったのだろうか。板などでふさぐ?(でも暗くなるよね)
中世の住宅にはこの屋根穴はない気がするので、いつ頃すたれたのだろうか・・・?


■その他観光地(サレルノの大聖堂、鉄道博物館、ガッレリア、王宮)
・サレルノ大聖堂は行ってよかった! モザイク、大理石細工などが感動的にきれい。

・鉄道博物館も、今回行ったイタリアでは貴重な、すがすがしい(ゴミ・落書きのない)空間。
 蒸気機関車は、まさにスチームパンク風のデザインのかっこよさもあり、鉄道に興味のない私でも結構たのしめた。

・王宮は、すごくゴージャスなのは分かるのだけれど、脳の中にこういうものをしまう箱がない、といいますか・・。
大聖堂とは違う立派さの気がするんだけれど、同じ箱でいいのかしら。
一室が、日本の戸建て住宅が縦に2軒まるまる入りそうな広さ(天井高さ)だったりして、実利主義者の私には、理由がよくわからない・・。冬とか寒くないのかしら。快適にすごすための建築物じゃなくて、「すごい!」と思わせるためのもの・・? 
中には人物画がいっぱいで、これもまた食傷してしまった一因か。


■民泊アパートメント
・天井が高く、広々したとっても立派なお部屋で、キッチンも素敵。道具類は最低限だけれど、なぜかクルミ割り、そしてチーズおろしが。
・キッチンの床、壁、そして洗面所がタイル張り。かっこよかった。
(お部屋については今度記事にします)
・毎朝、そしてほぼ毎晩自炊だったので、旅行にありがちな胃もたれなどもなく、ヘルシーに過ごせました。


■食べ物
・自炊が多かったので、「これは一体何?」というような驚きは少な目。
・でも、野菜、魚介をいろいろ買って楽しめた。
・ジェラートは、結構リッチ(アイスクリームなのですよね)で、甘め。
3人で1つをつつくくらいで丁度よい感じ。毎食しっかり食べるのでデザートまで到達しないことも多く、期待したより食べられなかった・・・。くすん。
食べたのは、ストラッチャテッラ+ピスタチオ、ストラッチャテッラ◎+チョコレート、チョコレート+アーモンドミルク、コーヒー◎+ココナツ。(全部違う店)


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