台南でよく泊まるホテル(成大会館)の前の通りには、立派な木の並木になっています。

大学路(東西)と勝利路(南北)の交差点。
大学路の北側が、その並木。

散歩していたら、ふと見覚えのある実に気づきました。
これは、もしや・・・・!?

カパカパした殻の内側に、ねっとりしたペーストに包まれた豆があります。
そう、これはタマリンド!
以前食べたことがあります!
早速囓ってみたところ、前に食べたタイのものよりやや甘さが少ないですが、それでも甘酸っぱくて美味しいです。

もっとないかと探してみたものの、まだ大半が木の上です。
(写真不鮮明ですみません。梢は遙か遠くにあるということだけでも分かって頂ければ・・・)
大木なので枝先にはとても手が届きません・・・。
指をくわえてじっと見るだけです。

辛うじて手が届くところに葉っぱがあったので撮影。
こんな感じの細かい羽状複葉です。
道行く人は、特に拾っていたり、気づいている様子はありませんでした。
地元在住の台湾人の友人に見せてみたところ、
「え?うそ?食べられるの?ホントに毒じゃない?」と驚いていました。
中国語では、タマリンドは酸豆。いかにも酸っぱそう。でも甘さもあるので名前で損しているかも。
(ちなみに酢漬けケッパーのことも酸豆というようです。)
台湾には他に美味しいものが沢山あるので、誰も拾わないのかなあ。
(気候がよいので庭木としてマンゴーやバナナが植えてあって、十分美味しい実がなる)
タイでは、遙か高くの梢のタマリンドを収穫するには一体どうするんだろう。
猿を訓練するのかしら?
でも猿はなまじ賢いだけに、飽きっぽくて労働力としてはあてにならないかな。
とか、しばし上を見上げながら考えてしまいました。