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イノシシシチュー

『フランス料理の源流を訪ねて』(ロベール・フレソン著)という本があります。
フランスの各地域の郷土料理を、沢山の写真とともにまとめた本なのですが、何しろその写真がすばらしい!図書館で何度も借りて、で、自分でも欲しくなって、中古の本を探し回って手に入れました。
(amazonを見ると中古に35000円近い値段が!)
眺めて愉しんでばかりですが、レシピも沢山掲載されています。

作ってみた数少ないもののひとつの「イノシシのシチューCivet de marcassin」がとても美味しいのでご紹介します。作り方は、ちょっと自己流になってきてます。

(写真あとで)

『フランス料理の源流を訪ねて』。作者は、写真家のロベール・フレソン Robert Freson。

料理写真は本業ではないようで、amazonで検索してみても出版物は数えるほどでした。(綴りが間違ってるかも?)

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イノシシシチュー

イノシシ肉をおおぶりに切り、人参、玉ねぎ、セロリ、にんにく、ブーケガルニと一緒に、赤ワインとバルサミコ酢に漬け込みます(元レシピでは赤ワインビネガー)。ワインとバルサミコは、2:1弱~3:1くらいの比率。

漬け込みに酢を使うというのが、最初に読んだときはびっくりでした。どうなるか不安に思いつつ作ってみたら、煮込むと酸味が飛んで、とても美味なのです。ワインだけよりもコクが出ます。バルサミコってやや余りがちな調味料ですよね(そうでもないかな)。消費促進にはぴったりです。

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イノシシシチュー

1~2日漬け込んだら、ザルにあげて、具と漬け汁を分けておきます。
まず肉を軽く拭いて、表面をこんがり。
そして野菜類を粉を振りいれながら炒めます。肉、野菜、つけ汁を煮込み鍋にうつし、肉が柔らかくなるまでじっくり煮込みます。(今回はシャトルシェフを使って気長に煮込みました)
イノシシ肉は加熱するとすごく小さくなるので、最初大き目に切っておくのがいいと思います。

肉が十分柔らかくなったら、肉とブーケガルニを取り出し、スティックミキサーでピュレ状にし、適当な濃度まで煮詰めます。(この状態で冷凍可)

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イノシシシチュー

食べる際に、きのこ(ポルチーニがすごく合いますがシメジやしいたけでも)のバターソテーを添え(または一緒に煮込み)、じゃがいもも添えます。

この時はほうれん草ソテーとジャガイモローストを添えました。
シチューのほうには、マッシュルーム、そして煮え上がり間際にドライプルーンを入れています。
プルーンを入れたのは初めてでしたが、イノシシ肉、バルサミコ&赤ワインの風味とよく合いました。


イノシシ肉は、名古屋の知人、Nさんの叔父さまからゆずって頂いています。(ブランド名「旨猪」)
福井でわな猟でつかまえたイノシシです。
臭みなどは全然なくて、とても美味しいお肉で、一年分買いだめしてしまいました。
(秋につかまえたものが一番美味しいとのこと)


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