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細長レモン

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ダンナサマのお友達から、変わったレモンを頂きました。
お庭に植えているものだそうです。
 

細長レモン

にょーん。

アケビのようなこんな形でも、レモンなんだそうです。
色は、これから黄色くなるのかもしれませんが、詳細は不明です。 

中は? 

細長レモン

中は普通のレモンでした。
うっすらグリーンがかって、果肉も固めなので、やや未熟なのかもしれません。
(でもライムって熟していても緑っぽかったっけ?) 
 


味や香りは、通常のレモンに近いと思いました。
皮の香りは、冷蔵庫でだいぶ待たせてしまったせいかどうか、やや弱め。


周辺情報が全くなく、検索しても、これに該当するものは出てきません。(細長い レモン とか long lemon じゃダメなのかな)

紅茶に添える薄切りレモン用に開発された品種なのかなーとか、勝手に想像していますが、どうなんでしょう。
輪切りレモンピールを作るのにもよさそうな形です。

正体不明ではありますが、忘れないように記事にしておきます。
詳しいことご存知の方、コメント欄にて情報頂けると嬉しいです。

---------------------

今週は、月曜の朝からダンナサマが出張で留守です。 
日曜のうちに、カレーをどっさり仕込み済み。
なるべく時間を節約して、ニンニクを編まねば。
まだやってるの、とお思いかもしれませんが、ここしばらく手がつけられず(ちょっと飽きたとも言う)、進んでいなかったのです。
 
一晩に、個数が多くても少なくてもせいぜい4房くらいしか編めず、4個で編み上げるタイプだと、全然残りが減りません。7個や10個では多すぎるという意見が私の周りでは多いのだけれど(二人家族が多い)、食べ盛りの子供が二人いて、中華とか洋食をよく作る家庭なら、それぐらい使わないかなあ。 ほんとは13個とか16個で編みたいのになあ・・・。
あと、この前考えついてしまった、ハート形をつくる編み方がまた、時間と手間がかかるのです。
自分を軽く呪い中。 


ウィーン2014:ブルンネンマルクト Brunnenmarkt, Wien

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4月に行ったウィーン旅行についてです。

到着の翌日(土曜日)、予習してあったブルンネンマルクトというマーケットに行ってみました。
ブルンネンガッセ Burunnengasse という南北の通り沿いにある、エスニック色豊かなマーケットだそうなのです。

地下鉄のタリアシュトラッセ Thaliastrasse で降りて、ほど近いところにマーケットの南端があります。 
通り沿いにずらっとお店が!

そして土曜日は、あちこちの定例マルシェに隣接して、ファーマーズマルシェ(BIOMARKTオーガニックマルシェ)というのか、オシャレな感じの農家直売市が開催されています。
このブルンネンマルクトの北端にもビオマルクトが立っており、随分規模が拡大していました。
平日にまたブルンネンマルクトに行ったら随分小規模でびっくりでした(この日行っておいてよかった!)。
土曜は、あちこちのマルシェを頑張ってハシゴする価値があると思います。
 

Brunnenmarkt

小雨模様で、しかも朝早かったので、この時は人が少なめ。
帰る頃には増えてきました。 

Brunnenmarkt

野菜類のほか、奥にちょっと見えるように、服やバッグ、キッチングッズなどもあります。キッチングッズは、バクラバ用(?)の円形の金属製盆など中近東ぽいものも多数。
 

Brunnenmarkt

緑の小さなスモモ、右下のMispelというのはビワ。
右上の黄色いものは洋梨。
4月末でも梨があるのは不思議なのですが、保存性がいい品種ってこと? 

Brunnenmarkt

いちごがどっさり!
でもホテルの朝食でフルーツが食べ放題なので買いませんでした。 
(そうでなかったら絶対買ってた) 

Brunnenmarkt

立派なフェンネルや丸いズッキーニ。

Brunnenmarkt

ハーブの山!
ディルやイタリアンパセリの、一束が大きいです。千切れて落ちているくらいのカケラが、丁度日本のスーパーで大事にパック入りで売られている大きさ。

近隣のレストランが買っていくのでしょうか。一般家庭でも、中東系の一家ならこんなに使うのかな? 

右端はサクサクしたロメインレタス。

Brunnenmarkt

極太のリークをみつけました。
500mlのペットボトルと同じくらいの太さです。 

Brunnenmarkt

こちらはビオマルクトの1軒。
スライス干しオレンジは、自分でも作れるかも。 
何に使うのか、聞いてみればよかったな・・。

Brunnenmarkt

チーズが沢山!
(ビオマルクトだったかな?)

Brunnenmarkt

ビオマルクトの蜂蜜屋さん。
記念に1個買ってみました。
(菜の花蜂蜜) 
瓶を返却すると、0.5ユーロ返金してくれるそうです(持ってきている人もいました)。
また空き瓶持って買いに行きたいなー。 

Brunnenmarkt

こちらはビオマルクトの小さなチーズ屋さん。
「ハロー」と最初に声をかけると、ドイツ語でひとくさり説明されちゃった後に、「スミマセン英語でお願いします」と気まずいお願いをしなくて済みます。
(実際このお店で反省)

ほんの数品目ですが、生産者直売という感じで美味しいチーズでした。
このハーフカット、丸ごと買って帰ればよかったわ・・・。
 

Brunnenmarkt

ブルンネンマルクトは、通りにあるテント出店も面白いですが、裏にある固定建物も要チェックです。
こちらはエスニックスーパー。
テントの店と同じ物が同じくらいの値段で買えたりします。 
喋らずに買いたいときはこちらが便利・・。 

Brunnenmarkt

バクラバもおいているベーカリーも。

Brunnenmarkt

えーと、おまけ。
マーケットの北端の公園付近に公衆トイレがありました。 

Brunnenmarkt

まあまあではありますが、便座がありませんのでご注意を。
・・・カフェで借りればよかったのかなあ。


■参考情報
(1)ブルンネンマルクトの紹介・場所(ドイツ語) 

収穫きのこと料理

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連休は如何お過ごしでしたか。
私は、(14日からずっと)ダンナサマがいなかったため、にんにくを編んだりしつつ、のんびり過ごしてしまいました。
出張前にカレーをたっぷり作っておいたので、ごはん作りはほとんどなし。すごく楽・・・。

いつもは、何か作業をしながら見るTVも、じっくり座って見てしまったりとか。
映画『明日の記憶』や、NHK特番をじっくり見て、認知症について色々考えてしまいました。
中高年の今できることは、よく運動すること、そして(TVじゃなくて新聞記事で見たのだけれど)よく噛むことだそうです。
アルツハイマーの場合、発症の25年前くらいから、密かに脳の中で異変が進行しているのだそうです。若い内に検査して、発症を予防するような治療が出来るようになるといいなと思いました。
(現状だと劇的な治療方法はないので、診断されても落ち込むだけだけれど・・・。)

ダンナサマにもせっせと運動させないとね・・・。
運動ギライな人に運動させるには、どうしたらいいのでしょう?
アドバイスありましたらお願いします。

=====

さて、連休中やその直前は、我が家のあたりでは毎晩のように夕立がありました。
これはきのこがむくむく育って、育ち過ぎちゃっている位かも?と予想して、月曜(7/21)にMyキノコスポットにチェックに行ってみました(車で20分くらいのところ)。
ところが。
でろん、としたものも小さなものも、全然なし。
辺りはカサカサしています。
雨が降ったのは我が家の周りだけ?
紙箱をいくつも用意して行ったのにな・・・。
梅雨も明けてしまったそうですし、次の収穫は秋なのかしら・・・。ちょっと寂しいです。


21日がボウズだったので、ちょっと前の写真を載せます。 

アンズタケ

7月9日。
アンズタケがいっぱいとれました。 

アンズタケ

こちらは7月10日収穫。これまで見た中で一番大きな、整った形のアンズタケでした。 

アンズタケ

タマネギ、イタリアンパセリと一緒にクリーム煮にして、粉ふき芋を添えて頂きました。 

ウツロイイグチ

こちらも7月9日収穫のウツロイイグチ。
手で持っているものは、一番私好みの育ち具合のもの。
左下にある逆さ3本組の若いものより、笠のムッチリ具合が楽しめます。 

ウツロイイグチ

炒めてからフードプロセッサーで粗く刻み、円盤型パスタ(クロゼッティ)のソースにしてみました。 

梅バナナジャムほか

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梅ピュレがまだあるため、また梅ジャムを作りました。


今度は何を混ぜようか。
(変化をつけたくなるのが人の性ですよね)

色々考えて、バナナを試してみることにしました。

バナナ入りジャムに、実はトラウマが。
以前、ふと思いついて、緑のキウイフルーツとバナナのジャムを作ったのです。
酸味とまったり感が合うかな、と思って。

割とおいしくて、実際、弟の奥さんには結構好評。
市販品にも同じ組み合わせを見付けたくらいなので、組み合わせとしてはアリだと思うのです。

ところが、母には超不評。
口に入れた瞬間余りのまずさに、うば、と吐き出したのだとか。
(母はバナナは好きなのに)
勿論残ったものも、結局廃棄。
あちゃ〜。
そこまで不味いってどういうこと・・・・・。
(その瓶だけ傷んでいたとか・・・?)


という訳で、一抹の不安が残りますが、母方面には行かないように気をつけるようにして、作ってみます。
 

梅バナナジャム

ちょっとだけ。

2014/7/11作
黄梅ピュレ、バナナ、果糖、シナモンスティック、黒糖少々
(せめて色は鮮やかな方がと、黒糖のカケラを放り込んだ後にやっぱり取り出しました) 

梅とブラックベリージャム

前も作りましたが、ブラックベリーピュレと黄梅のミックス。

2014/07/11作
ブラックベリー、黄梅、果糖、スパイス粉 

梅バナナジャム

先日作ったショウガ入りは生姜強めでしたが、今回は弱めで、その代わりスパイスをやや効かせてみました。

2014/07/11作
黄梅、果糖、栃蜂蜜、おろしショウガ、シナモンスティック、スパイス粉 

梅ジャム3種

バナナ入りのものは梅シロップの梅を漉した梅ピュレも使っているのでやや固めになりました。
ゆでた黄梅のピュレで作ると、煮詰めるのが大変なため、左端のようにゆるめに・・・。 

ウィーン2014:ナッシュマルクト

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2014年4月に行ったウィーン旅行の記録です。

===

ナッシュマルクトはおそらくウィーンで一番有名な路上マーケットです。
余りに人気なので、観光客ずれしているだとか、値段が高い、という評価もありますが、やはりお金を使う人達(観光客)が集まるだけあって、品揃えが非常に豊富で、ヨーロッパや中近東一帯からいいものを集めてきている、という感じ。
殊に最近は、数年前よりも移民が多くなっているのか、多国籍度合いが増しているように思います。
(オーストリアのものだけに限定したらきっと寂しいマーケットになってしまうはず)

そしてどのお店も、ディスプレイにも気を遣っています。一目見て、わー素敵!と思ってしまいます。

日本で言うと高級スーパーの紀伊国屋みたいなものかな?
買うかどうかは別ですが、やはり行く価値はあるマーケットだと思います。

 

naschmarkt

こちらはイタリア風お総菜店。
チェリーペッパーにチーズを詰めたものや、イカにエビを摘めたもの、アーティチョークの詰め物、寄せタコの薄切りなどなど。
写真一番手前は、エビ風かまぼこかも。 

naschmarkt

様々なフェタチーズ 、モッツァレラチーズ。 

naschmarkt

Wandererschnitteというもの。数年間は見なかった気がします。数軒のお店にあったので流行っているのかな?

これは各種ドライフルーツやナッツを練り固めた、エナジーバー、又はペミカン(?)みたいなもののようです。
 

 材料は、レーズン、デーツ、スモモzwetschken(ドライプルーンかな?)、クランベリー、サワーチェリー、アプリコット、ピーナツ,、ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、パンプキンシード、フラックスシード(亜麻の実)、ひまわりの種、キャロブパウダー(キャロブの木のことはJohannisbrotbaum というのだとか)。
小麦粉、卵、油脂は不使用。
非加熱圧縮加工。 VEGAN食品。

あるお店で少しだけ味見しましたが、とても濃厚。
以前作ったプルーンログみたいな感じでした。
あんな感じで、栄養のありそうなものをどんどん混ぜていけば、似たようなものができそうです。
美味しいけれど、沢山食べたら太りそうな感じ。というか、沢山食べるものじゃないか。

 

naschmarkt

オリーブ各種。
奥はパンに塗るペーストなど。
こういうおつまみ屋さんは、グラス売りのワイン屋さんも併設していて、つまみ+ワインでちょっと一服出来るようになっていました。
でも(土曜だったので)非常に混雑しており、慣れないシステムで外国語で注文をこなすのは大変なので、この日は諦めました。 

naschmarkt

スナック類を買い食い出来るお店も色々あります。
ケバブやボレッキはもはや定番(ターフェルシュピッツやカツレツなどのいわゆるオーストリア料理より私はこっちが好き)。

そして今回初めてみたのがロシア系のお店。 

naschmarkt

いろいろな包みパンがありました。どれも大きいので買いそびれてしまった。次に行ったら何か買おう!

(朝食をたっぷり食べると、こういう買い食いをしにくいという問題点が・・)


土曜日は、常設店舗に加えて、ファーマーズマーケットの日。
ナッシュマルクトでも、南端側、そして市場の中程のところどころに、生産者直売店が出ていました。 

naschmarkt

瓶詰め好きの心をくすぐる素敵なもの達。
百合(おそらく甘草?)のツボミのピクルスや、唐辛子のピクルス。
小瓶は唐辛子ペーストかなあ。 小瓶でいいから買えばよかったな・・・。

naschmarkt

こちらのお兄さんは、チーズ屋さん。
沢山説明して下さいました。
(シャッターを押すのが遅れてにっこり顔を逃してしまった) 

naschmarkt

工房特製の色々なチーズたち。 

naschmarkt

山羊乳のチーズ。
(説明文を訳すほどはドイツ語出来ません。すみません) 

美味しいので一玉買ってしまいました。 

naschmarkt

葉っぱで包んで甘いワインに漬け込んだチーズ、だったかな・・・。
これも美味。
ワインと一緒に食べると幸せな味です。 

他にも、お酒に漬けたチーズが何種類もありました。 

naschmarkt

工房の様子のボードがあったので、写真を撮らせてもらいました。


naschmarkt

とても日に焼けたお兄さんの周りにあるのは、苺、リンゴ、ナシ、ニンニク、干し洋梨(詳しくは別記事で)。茶色い丸いものは胡桃(現場では胡桃に気づかなかった。気づいてたら買ったのに〜)

干し洋梨

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ウィーンのナッシュマルクトで、珍しいドライフルーツをみつけました。
皮ごと、丸ごと干した洋梨です。 
 

naschmarkt

手前左がそれ。
真っ黒!

買って囓ってみたところ、かなり固めですが、カチカチまではいかず、むにっとしています。
色は、果肉まで濃い色に染まっていました。

 右の洋梨を干すとこういう風になるのだそうです。
一体どうやって干すのですか?と聞いたところ、単に強い日光の下で天日干しするだけだよ、という回答が。
本当に?
オーストリアって冷涼そうなイメージですが、そんなに強い直射日光の時期もあるのでしょうか。

何月に収穫していつ頃干すのか、とかもっと聞くことはありましたが、即座に思いつかず、聞きそびれました。 
  ドライ洋梨

製菓材料店にある洋梨は、こんな感じ(写真はこちらからの借り物です)。
砂糖漬けを干すものが多いですが砂糖無添加のものもあるようです。
どちらにしろ、果肉だけになっていて、色はクリーム色。

丸ごと干す方法があるとはびっくり・・・。



そういえば、ベラベッカという(ドイツ?スイス?の)ドライフルーツやナッツギッシリのお菓子があります。
パン屋さんルヴァンのベルベデーレの原型がこれ。

本来ベラベッカは干した洋梨を沢山使うらしいのですが、それにしては色が茶色っぽいよなあ、プルーンを入れるのかなあ、と思っていました。
クリーム色の干し洋梨ではなく、こんな風に黒くなった干し洋梨を使うのかも? 


この干し洋梨、買って味見してみたところ、 まろやかな洋梨を干しただけあって、これだけ小さく干しても、やさしい甘さ(ドライフルーツにしては甘さが薄いともいえる)。
でも、こんなに色が黒いのに、特に日向臭いということもなく、しみじみ美味しいです。


いくつか買ってきたので、お酒に漬けて、今度ベラベッカ(又はベルベデーレ)を作る予定です。 


====

7月最終週はおそらく更新おやすみです。
特に遠出をする予定はなくて、とあるDIYプロジェクトに励む予定。
あと、まだニンニクが編み終わらないので、あと少し、頑張ってしまわないと・・・。
また8月にお会いしましょう。

 

ブラックカラント

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ヨーロッパのマルシェに行くと、赤いスグリ、クロフサスグリ、グースベリー、ラズベリーが揃っていることが多いです。
でも日本ではベリー類は少数派。
このあたりではブルーベリーの生産に力を入れているのでスーパーでも買えますが、ほかの(国産の)ベリーは見たことがありません。

ところが、日本でもブラックカラントを育てている方がいらっしゃるのだとか。
お友達のmiyakoさんがヤフオクで発見して、送って下さいました。
(miyakoさん、ありがとうございます!)

日本で多く栽培されているのは青森県で、「あおもりカシス」と呼んでブランド化をはかっているようです。

ヨーロッパのものは、黒房スグリという名前の通り、房ごと売られていますが、今回届いたものは・・
 

Blackcurrant

おお、つぶつぶ!!

全部房から外してあります。
大変な手間のようにも思えます。房のままでもいいのだけれど?
でも熟した実から摘み取る必要があるから、バラバラの方が都合がいいのかな。 

Blackcurrant

粒は、ブルーベリーより小さめで、花落ちのところに花びら?めしべ?の痕跡が残っています。

(←葉っぱのカケラに注目) 

まずは生で試食。
味わうというほど食べたことがなく、ほとんど初体験といえます。

ブルーベリーみたいな味かしら??? もぐもぐ。

あらっ、香りが全然違う!
ミントと、何か野草を混ぜたようなすっとする香りがあります。
何かに似ているのだけれど何だろう・・・?

味は、ブルーベリーより更に酸っぱくて、野性的な強い味わい。
種なのか、花落ちのところなのか、ブルーベリーよりはざらっというかジャリっとした食感がありますが、特に口に残るということもなく、食べてしまえます。


とにかく特徴的なのは、香り。 
カシスって、こんなベリーだったのか!

Wikipediaで調べてみると、
「クロスグリの葉や茎は、「ネコの尿」を思わせる強烈な臭いがする。葉芽からこの臭いのする精油が得られて香水などにアクセントとして使用されている。」
だそうです。
ネコの尿って言われてもネコを飼ったことがないのでイメージが湧きません。
しかも、悪い匂いかと思いきや、香水にも使われるって、どういうこと?(ネコの尿は香水には使わないですよね?)


ベリーにまぎれて、ほんのひとかけら葉っぱが入っていました。
この貴重な葉っぱを、もみもみもみ。 そして匂いを嗅いでみると・・・・

おお! カシスの、ミントのような香りを更に強くしたような香り。
植物全体がこういう系統の香りなのか。

私には、悪い匂いではなく、植物の葉っぱ系のさわやかな香りに思えました。
香水にするという発想にも納得がいきます。



貴重なカシスで早速、お菓子を作ってみます。 

Blackcurrant

アーモンド粉主体でバターなしのケーキ(本当はタルトの中味になるレシピ)。
カシスを散らすつもりが沈んだので、アップサイドダウンケーキということにします。
しっかり効いた酸味がすごく美味しいです。
草っぽい香りは焼くと弱まりました。 

Blackcurrant

もうひとつなんちゃってお菓子。
市販のココア蒸しケーキを3枚にスライスし、生クリームとカシスを挟んでみました。
ココア味とカシスもよく合います。 


ジャムもいいですが、単体でジャムにしてしまうのは勿体ないほどの濃い赤紫色。
何か(色が悪いもの)と混ぜたいような気がします。 (ルバーブとか?)
ひとまず冷凍して、とっておくことにしました。


 

■■カシス入りケーキ
以前作った桑の実タルトのフィリング部分と同じ。堀井和子氏のブルーベリーのタルトを参考にしました。
■材料
卵黄 3個
アーモンド粉  105g
砂糖 90g
卵白 3個
カシス 

■作り方
(1)卵黄と砂糖半量を泡だて、アーモンド粉を混ぜる。
(2)卵白と残り半量の砂糖を泡だてメレンゲにする。
(3)ふたつを混ぜ合わせ、紙を敷いた型に流し込む。ここにカシスを散らす。 

バイオチェリー

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産直で変わったフルーツを見かけました。

バイオチェリー というものです。
サクランボとプラムの属間交配による果実ですって!
 

バイオチェリー

ピンポン球くらいのサイズですが、これがサクランボ味だったらすごいかも!?
という訳で試しに購入。

ネットで検索すると、果実の販売は見あたらず、苗木のお店が多くヒットします。 

バイオチェリー

まん丸で、ぶどうのような黒紫色の果実。軸は短め。
切ってみると、クリーム色の果肉で、サクランボのようななめらかな種。
果肉と種は、力を入れればもぎ離すことが出来ます。 


食べてみると、味は・・・・うーむ・・・・・プルーンのよう。
美味しいけど・・・・・サクランボの気配は全然ないです。
味も香りもプルーン。
サクランボを口いっぱいにほおばる、という夢は潰えました。

この時は果肉はサクサクと歯応えがありましたが、追熟させるとじゅわっとジューシーになるということも書いてありました。
(室温で置いておいたら数個傷んできたので追熟はあきらめました。このままでも美味しいですし)

強いていえば、種のなめらかさはサクランボに近いです。
あと、皮が薄く、渋みなどがないです。
プルーンやスモモの類は、皮がやや厚く、噛むとちょっと渋い味がしますが、これはごく薄く、皮が気にならないです。
(以前プルーンのタルトを作った際も、皮がちょっと固いかなー、と思いました)

この小さくて可愛いサイズを生かして、プルーンのタルトにプルーン代わりに使ったらよさそうだと思いました。
あとジャムにしてもよさそうです。

いつもの私ならジャム用に3袋くらい買い込むところですが、いま、梅ジャムの在庫がどっさりあり、また瓶が不足気味なのでジャム作りは来年に延期。
来年もまた産直に並びますように。

(今年売れ残ってばかりだったらもう出してくれないかも?やっぱもっと買っておくべきだったかなあ。 )


鶴首かぼちゃ幼果(≒トロンボンチーノ、ニースのかぼちゃ)

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tromboncino

2010年、産直にこんなカボチャが積んでありました。
四十肩の人だったら片手では持てないほどの巨大さ。
(手前のキャベツの大きさからご想像下さい) 

tromboncino

すごく迷いましたが、少し小さめのものが売っていたため、結局買ってしまいました
味は、水分が多めではあるものの、とても甘いかぼちゃでした。

で、播いてみようかと、種をとってあったのです。 

(写真あとで)

種は、普通のかぼちゃよりも小さめです。

フタバの姿はズッキーニやカボチャと同じ。
そして育ってくると、カボチャのように地面を広く覆い尽くすタイプの植物でした。
(何種類かの苗を適当に植えているので実をつけるまでは何だかよく分からない状態)

tromboncino

雑草をかきわけ、収穫!
幼果をズッキーニとして食べるのを楽しみにしていました。
(後述するイタリア野菜と近い気がしていて試したかった)
果実はツルの比較的先端につく気がします。
花落ちのすぐそば、写真右側のやや膨らんだところにだけ種があります。

tromboncino

試食のため、まずはシンプルにスライスして焼きました。

これはこれは!

普通のズッキーニとはちょっと違う味わいです。 

我が家のズッキーニ(ロマネスコという皮が薄緑ぽいマダラのもの)は、同様に焼くととてもジューシー。そしてうっすらトウモロコシのような甘みがあります。

こちらの鶴首かぼちゃ幼果は、コリコリの食感! ビックリ。
特に種のない細い首の部分がコリコリで、花落ち付近の種を含む部分は、いくらかジューシーです。
そして味わいは、枝豆のような、若いアボカドのような感じ。
見た目が薄緑だから視覚に騙されているのかな?
でもほんのりとした甘みと青っぽさにコリコリの食感が加わって、ほんと、枝豆をイメージする味でした。

コリコリ感を生かしてコリンキー風に、ピクルスにしてもいいかも?
(生でサラダもいいようです)

特に期待せずに植えてみた鶴首かぼちゃですが、好みの味のズッキーニがとれて儲け物でした(植えてはみたが好みでない味のものもたまにあります)。
しかも、じゃんじゃん葉っぱが広がるので、ニンニク跡地の雑草よけにもなります。
 

ところで。
検索してみると、これら ↓ は鶴首かぼちゃと近いのではないかと思います。

◎イタリア方面呼び名 : トロンボンチーノ(トロンボーンチーノ)、tromboncinotromba di albenga、トランペットズッキーニ、トランペットかぼちゃ、zuccine trumpet ()

◎フランス方面呼び名 : ニースのかぼちゃCourgette longue de Nice 


日本ではトロンボンチーノか、トランペットズッキーニが比較的知られている名前なのでしょうか。
トロンボンチーノならではのおすすめ料理法がありましたら教えて下さいね。 

梅干し

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今年は梅が大豊作で、いくらでもあるような状態でした。
ちょくちょく加工するものの、摘むほうが簡単なため、家に常にザルいっぱい分の梅が置いてあるような状態。

新しい梅も摘んできたし、前に摘んだのはしなびてきたし処分してしまおうかな?

しなびて・・・って、むしろ水分がほどよく抜けているということでは?
むしろいいことかも。

梅から水分を抜くといえば梅干し。半干し梅で梅干しを作ります。 

梅干し

しなびて一回り小さくなった梅です。
でも最終的に干すし、実はこれを使えばいいのでは。 

梅干し

初回はこのくらい。
(あとからもう1回分漬けました) 

梅干し

袋に入れて塩(12%程度)をふり、真空パック器でなるべく脱気します。これを冷蔵庫で保管。重石はなし。

梅酢があがり次第、再度脱気。

06/23梅干し

途中、2袋を1袋にまとめ、赤紫蘇も入れました。
冷蔵庫で保管し、空気も抜いておくと、全くカビの心配がいらず存在を忘れていられます。 


冷蔵庫の背景と化して忘れかけていましたが、そうだ、土用干ししなくては。
土用っていつ?
調べてみたら2014年は7月29日だそうです。
(特に調べなくてもスーパーにウナギがどっさり並ぶから、そこから推定できたかも) 

まあそのあたりで、スッキリ晴れた日ならいつでもいいかなとは思っていましたが、奇しくも土用の当日(7/29)、干しはじめました。 

梅干し

赤梅干しのはずなのですが、えらく黄色いです。染まっていません。
ところどころ濃い色のものは、皮が少し敗れているもの。赤紫蘇の色が果肉に沁みてしっかり染まっていますが、大半は黄色っぽいです。

梅干し

梅酢から取り出した梅は、ぽちゃぽちゃのタプタプ。
小龍包をつまんでいるような感じでした。
そーっと扱って並べるのに結構時間がかかります。

梅干し

梅酢と紫蘇も干してみました。
 

全然赤くないので、1日干したあと、再びたっぷりの梅酢に浸しておきました。
色素がまだ出るかと、紫蘇も浸し直し。
この状態で1日放置。


翌々日(7/31)、再び干します。 

梅干し

1日目よりはだいぶ赤くなったかな。 

梅干し

梅干しがザルにくっついているところは、格子状に染め残っています。
ザルの方は順調に赤くなってて、梅じゃなくてザルを梅酢で染めているような・・・。 

土用干し二日目の晩は、ザルのまま室内にとりこみました。


もう一日干します。土用干し三日目。 

梅干し

もう少し赤くしてみようと、さっと梅酢にくぐらせて干すことにしました。

あと、日々ザルが染まるばかりなので、オーブンペーパーを敷いてみました。 

梅干し

ペーパーと梅がくっついているので、一晩室内でこのままおいておきます。
翌日には紙から綺麗にとり外せます。

こんな感じで干しあがりってことでどうでしょうか。
 

  

梅干し

梅3キロ分くらいの梅干しと、梅酢。 

梅干し

割と梅干しらしく出来上がったと思います。

 


実は、梅干しは塩辛すぎてそのままではあまり食べません。(味見もちょっと避けてしまうくらい)
でも、数年前思いついたスペシャル塩抜き方法で塩抜きすると、甘酸っぱくて食べやすくなります。

次(?)の記事で、おいしい塩抜き梅の方法をご紹介します。
(そんな大した方法じゃないです。)

==============

■■梅干し2014作り方メモ

■使った梅
・摘んできた梅を洗ってからザルに数日置いておき、黄色く熟し、かつ傷みがないものを使う。
(傷のある梅は、放置している間に傷んできてわかる)
数日おくとしなびかけてくるが、それはほどよく水分が抜けて都合がよいと考えた。
収穫のタイミングに応じて、2回に分けて塩漬けした。
各1.5キロ程度だったので(メモ紛失)、合計3キロくらい。
・梅を水に漬けておく、という方法もあるが特にそれはしなかった。
・梅のヘタは取り除いた。アクが出るため、と書いてある場合もあるが、こんな小さなカケラのアクなど大したことないはず。むしろぽろりと外れたヘタが、極薄の皮を破ってしまうのを防ぐためだと思う。

■塩分濃度・重石
確か1回目は13%くらい?。2回目は12%だったか10%だったか。(メモ紛失)
冷蔵庫で漬けるつもりだったので低くしてみた。
呼び水として、梅ジャム用にゆでた梅をざるにあげた際に滴った梅の水分も使った。
(梅+呼び水)×塩分濃度=塩の重さ
ビニールで漬ける漬物の要領で、袋の中の空気を抜くようにし、重石はなし。
保管場所は冷蔵庫内。空きに応じて野菜室だったり、普通の場所だったり。

■紫蘇
7月上旬だったか、縮緬タイプの赤紫蘇1袋分(百円ちょい)を購入。(少なかった気がする)
葉っぱをちぎって計量。
18%の塩の半量で揉んで、ぎゅっと絞る。
さらに残りの塩で揉んで、もう一度ぎゅっと絞る。ゴルフボール大になった。
漬物袋を用意し、2袋に分かれていた梅を1袋にまとめ、ここに紫蘇を投入。
引き続き冷蔵庫野菜室で漬けこみ。

■土用干し・完成
7/29 土用干し1日目。 
袋からとりだし、ざるにのせて朝から干しはじめ。
とてもぽちゃぽちゃで、小龍包のよう。皮を破らないようにそっと扱う必要あり。
早朝から干すつもりが、そっと扱うのに手間取りかなり遅い干しはじめになった。
表面が乾いた頃(昼くらい)に裏返した。
梅酢、紫蘇も干してみた。

夜みたところ色が薄かったため、 再び梅酢に浸すことに。紫蘇も梅酢に戻す。
(翌日はずっと梅酢に浸しっぱなし)

7/31 土用干し2日目。
梅酢から梅を取出し、ざるにのせて朝から干す。
確かこの日も昼くらいに裏返した。
夜はとりこみ、ざるにのせたまま室内に置いておく。

8/1 土用干し3日目。
梅酢にさっとくぐらせ、ざるの上にオーブンペーパーを敷きそこに干す。
途中、一度か2度裏返した。ペーパーにひっついているものは無理に剥がさずそのままにした。
朝から夕方まで干し、夜は室内に。
翌日、梅が再びしっとりしてペーパーから剥がし易くなったところで瓶などに収納。


■反省
・数段階に分けて少しずつ塩漬けしていくのはよかった。
 最初に出た梅酢を呼び水にするといいかも。
・真空パック器を使って袋漬け&冷蔵庫保存というのもよかった。
 ジップロックのジップのところはわずかだが液漏れするので、ちゃんとシールする方がいい。
・漬けこみ時の塩分濃度はだいぶ下げたはずだが、梅酢に浸しなおしたせいかどうか、とても塩辛い、普通の梅干しになった。
・赤紫蘇が少なかったかも。もう1袋使ってもよかったか。


■参考にしたサイト
赤紫蘇の塩もみ 

ブラックベリー摘み

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お友達のキョウコさんから、「今年もブラックベリーが熟してきたよ〜」という連絡がありました。
喜び勇んで摘みに伺います。
 

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お庭のフェンスがブラックベリーのツルで覆われて、豪華絢爛な眺めです。

実は近所に保育園があるのですが、保育園児はそうそう園外には出ないのか、摘まれる心配はないようです。
(小学校だったら、きっと通学途中に摘む子供がいるでしょうね) 

blackberry

なり始めなので、すごく大粒!
先日ブルーベリーは摘粒すると大粒ばかりになる、という話を伺ったので、来年は熟す前の段階で一度おじゃまして、摘粒させて頂こうかと考え中。
(キョウコさま、おじゃましてよろしいでしょうか?) 

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嬉しくって10cmくらい宙に浮いてるような状況で採集。 
木やハシゴに登らず採集できるので、浮かれていても問題なし。 

blackberry

二人でちょこっと作業しただけでこんなに採れました。
うう、幸せ〜。 

blackberry

早速ケーキにしてみました。
前回のカシスのケーキと同じレシピです。 


今回摘んだものは、冷蔵庫で保管して、ケーキと生食で食べ終わってしまいました。
1週間くらい冷蔵庫にあったでしょうか。
ブラックベリーってかなり日持ちすることがわかりました。
やや固め・すっぱめで摘んだものも、保管しておく間に酸味がほどよく抜けてちょうどいい具合になります。

ベリーって、たとえ冷蔵庫に入れても2、3日ですぐカビちゃったりするものかと思っていました。
(毎年摘んでいる野良の桑の実がそういう感じ)
キョウコさんのお宅のフェンスのような清潔な環境で育ったせいかもしれませんが、ブラックベリーはカビにくいということは、意外な発見でした。

冷凍の実もたくさん頂いてしまいました。
やっぱりジャムかな☆
桃とブラックベリーのジャム、また作ってみようかなと思います。

キョウコさま、ありがとうございました!!



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先日、朝起きて鏡を見ると、唇がタラコクチビルになっていました。

そういえば夜中、上下の唇をぐっと噛みこんでいたような記憶があります。
夜寝苦しかったせいか、それともおなかが減ったまま寝たせいか・・・・。

ぷっくりセクシーなタラコ唇で、アンジェリーナ・ジョリーみたいになっていたらいいのですが、
ぱっと見、あ、似てる、と思ったのはこちら

 ↓ 
 ↓
 ↓


えかきうた

えかきうたの「コックさん」。
(画像はひとまずこちらからの借りものです。今度自分で描いてみます) 


昔から、「何だろうコレ。人間じゃないよね、魚?河童?カエル?」などと思っていましたが、まさか自分がこれになる日がこようとは。

バーニャカウダ風ペースト(バジル入り)

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小粒ニンニクが沢山あるので、久しぶりにバーニャカウダ(風)を作ってみることにしました。
ニンニクの大量消費にはぴったりのレシピです。

アンチョビが必要だわ、とスーパーに買いに行ってみると、アンチョビって高いんですね!
なんと一缶300円越え。
この冬はアンチョビも自分で作らなくてはと思いました。
(後で調べたら、100均にペルー産アンチョビがあるのだとか。ビックリ)
 
■■バジル入りバーニャカウダ(ガーリックトースト用ペースト)
●材料
ニンニク  皮を剥いて100〜150g (今回200gでやったが、そうするとアンチョビの風味が薄い)
アンチョビ 一缶 (アオハタの、内容量45g 固形量30gのもの)
オリーブオイル
塩・胡椒
牛乳と水 1:1で、ニンニクがしっかり浸る量
バジル・パセリ

●作り方
(1)なるべく小さな鍋に皮をむいたニンニクを入れ、水と牛乳を1:1の割合で、たっぷり浸る分量入れる。これを弱火でニンニクがやわらかくなるまで煮る。

(2)別鍋にオリーブオイルを入れ、缶から取り出したアンチョビを入れ、加熱する。
温まるとあっという間にペースト状になってくる。
(アンチョビ缶詰のオイルは今回は使いませんでした。みなさんは使っていますか?)
ここに、先ほど煮たニンニクを、ミルクから取り出して投入(煮汁はとっておく)。
火を止め、スティックミキサーでピュレ状にする。
胡椒などで適宜調味。(塩は、アンチョビがとても塩辛いので基本的には不要のはず)

(3)今回は、ガーリックトーストに使おうという計画なので、バーニャカウダの基本材料にはないバジル・パセリ少々も投入。(植木鉢のバジル・パセリが収穫どきだった)
スティックミキサーでさらに混ぜる。

(4)残ったニンニク風味の牛乳の利用法:豚ヒレ肉に塩コショウし、表面をさっと焼きつける。
そこにこのニンニク風味牛乳を加え、煮込む。火が通ったらできあがり。
パセリを散らし、粉吹き芋やマッシュポテトを添えるとおいしいです。

 

garlic_paste

これでニンニク約200g。
ニンニクはいくらでもあるので、バーニャカウダも量産できるはずですが、アンチョビが高い・・・・。 

garlic_paste

茹でたニンニクは一部別の用途に使ったので、170g分くらいかな。
小瓶に4つぽっちりにおさまりました。

 

オリーブペースト

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2012年の秋、小豆島からオリーブを送って頂き、オリーブ新漬けを作ってみました
水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を使う方法のほか、一部は10%塩水に漬けるのみ、という方法も試してみました。
この方法はイタリアでは一般的だとか。
大きな容器にどっさり漬けて、常温でおいておくのだそうです。
(屋根裏部屋など、かなり条件の厳しい場所でもいいのだとか)
時間の経過とともに、自然にあのオリーブの味になるのだそうです。

水酸化ナトリウムを使う方法は、やや手間はかかりますが、1週間以内に食べられるようになるという便利さがあります。
(実際、ナッツのような味で美味しかった!)


塩漬けは簡単ですし、実験のためにやってみました。
イタリアでは常温保存だそうですが、とてもその勇気はなく、冷蔵庫で保管。
常温よりは時間はかかるかもしれませんが、それでも何とかなるはず・・・。

そして冷蔵庫の背景と化して幾年月。

たまに味見してみましたが、アクが強く、とても渋いです。
1年以上経過して、ようやく食べられるようになってきました。
でもそのままおつまみでパクパク食べるには渋めなので、トマト煮など加熱料理に加えていました。

常温で、発酵させるとおいしくなるのかも?
(イタリアのオリーブ樽の中には、てろん、とした産膜酵母が出来ていることが多いようですし)

こう思って、一部は室温に取り出してみました。
台所の流しのそば、よく見えるところにおいて日々観察します。

塩水表面はめくるめく微生物の世界。

ピンク色のカビが、あらわれては消え、次は黒いカビがあらわれては消え。
タンポポの綿毛のような菌糸やら、ふわふわした産毛のような菌糸やら・・・。
いずれ、善玉菌の産膜酵母が優勢になってくれるのかと見守っていましたが、膜じゃなくて菌糸がフワフワ系の物件がはびこっているように見えます。
(ビビッていたため写真なし)

菌糸の毛羽がおさまった頃合いにつついてみたら、表面は白っぽくてやや厚い膜になっていました。
これが産膜酵母ってやつかな?
カマンベール表面のカビっぽくもあるけれど。


鼻を近づけてみると、塩水も、オリーブ自体も、なんだかかび臭いです。
これはちょっと・・・・。
お腹をこわさない可能性は高いけれど(私の胃腸はきわめて丈夫)、何といっても美味しくないし、カビの毒とか発がん物質とかあるかもしれないし・・・。
結局常温保存版は廃棄することになりました。
あうう。
 
冷蔵庫保管バージョンは無事なので、そっちを食べることにします。


で、それがこの夏まで、少し残っていました。
夏だし、冷蔵庫にはほかのものを入れたいので、加工してしまうことにします。 
 

tapenade

塩水からあげ、10分程度水につけて軽く塩抜き。
食べてみると、ものによってはまだ、やや渋いです。 

tapenade

種からくるりと果肉を剥きとります。 

tapenade

オリーブオイル、オレガノ、黒胡椒と一緒にスティックミキサーでピュレ状に。

2014/08/01作 

パスタを和えたり、トーストに塗ってワインのつまみにする予定です。
白身魚に塗りつけてローストしてもいいかも。



小豆島のオリーブは、とても青々した状態で収穫してあります。
こういう若いオリーブは、(薬品を使って)ちゃんとあく抜き出来ればこりこり感もあっておいしいですが、塩水漬けあく抜き法には適さないのかもしれません。
紫色交じりのやや熟してきたものなら、うまくいくのではないかな?

冷蔵庫の在庫も片付いたし、今年の秋はまたオリーブ新漬け(水酸化ナトリウム方式)、作ってみようかな。

デラウェアの干しぶどう

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とあるところの冷蔵庫に、デラウェアぶどうがずっと保管してありました。
冷蔵庫というのは低温・乾燥環境。
腐りもせず、徐々にシワシワになっていきます。
(とダンナサマが時々報告してくれた)

そして遂に、干しぶどうの完成。

「Fujikaちゃん、おみやげだよ」と。

え。まじっすか。 

 

homemade_raisin

見るのもこわごわでしたが、なんだかとてもこざっぱり、綺麗に干しあがっています。

あらまびっくり。

homemade_raisin

これでデラウェア一房分。
3房の果実をむしったところ、丁度100gになりました。

かじってみると、ふむ、果肉がすごく少なくて甘さも控えめですが、まあ干しぶどうの味といえます(特に発酵とかはしていない)。 


干しぶどうといえば、ぶどうパン。
ホームベーカリーで焼いてみます。
(もしダメだった場合でも、お菓子にするより原価が安い)

ダンナサマはぶどうパン好きなので、責任を持って食べてもらいましょう。
 

homemade_raisin

おお。
普通のぶどうパンみたいに焼き上がりました。 

homemade_raisin

ペッタンコで果肉がないように見えた干しデラウエアですが、パンに焼き込むことで湿気が戻り、ふっくらジューシーになっています。
買った干しぶどうのぶどうパンと見分けがつきません。 


ぶどうをつまみ出して食べてみると、シナシナだった時よりも(しっとり戻ったせいか)美味しくなっています。
酸味がしっかりあって、甘すぎない、美味しい干しぶどうです。
皮も薄く、全く問題ありません。
通常のものよりデラウエア干しぶどうの方が、さっぱり感があって美味しいといえるかも!

これはこれは☆ 
もっと沢山作ってみたいかも。

冷蔵庫で1年寝かすというスリリングな方法ではなく、もっと確実で手早い方法はないでしょうか。

オーブンの低温でしばらく乾かすとか?
ディハイドレーター(または布団乾燥機)、買おうかな・・・。 

ゆかり

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お盆休みでしたが、皆さん如何お過ごしでしたか?
うちは、ダンナサマが金曜日休みで家にいた以外は、通常の週末と同じでした。

ダンナサマはややのんびりムード。
でも私は「折角の”お盆休み”だから(GWのように)まとまった作業をしよう」と、やることリストをびっしり作成し、その消化につとめてみました。
(リストの内容は、普段の家事と一緒の、しょうもない内容ですが)

リストに線をひいて消していくと、どうということはない(そして延々と後回しにしがちな)「玄関掃除」なども一大プロジェクトを達成したかのようになります。
日曜日、朝風呂の後に冷たい冷や麦を昼ごはんに食べて、湯冷めしてふとんであたたまるつもりが気を失ってしまった以外は、割と頑張った週末でした。

毎週末、きっちりリストを作っていくといいのかも。
最近、覚えていられるアイテム数は3つくらいだし・・・。

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梅干しと一緒に漬けてある赤紫蘇は、今回はすべて干して、「ゆかり」(赤紫蘇のふりかけ)にすることにしました。

楽子さんのブログによると、紫蘇の葉はなるべく広げた方が細かな粉末になり口当たりがいいそうです。

ゆかり


という訳でかなり頑張ってみましたが、この程度。

ゆかり

これでも、気が狂いそうに時間がかかりましたが、楽子さんの写真を見ると、すべての紫蘇が、ちゃんとした葉っぱの形になるまで丁寧に平らに伸ばしてあって、全く及びもつきません・・・・。 
(次回はあのレベルを目指そう・・・。爪楊枝を使うといいのだろうか)

ゆかり

オーブンペーパーに張り付けて干したのですが、剥がすとこんなに染まっちゃっています。
折角の色素が勿体ないような・・・。 

ゆかり

湿っているとペーパーから剥がしにくいですが、よく乾くとぱりっと剥がれます。 

ゆかり

もう少し干すかな、というつもりでいたら、えらく湿度の高い日があり、逆に湿気を吸ってくにゃくにゃに逆戻り。
なのでオーブンペーパーをホチキス止めして紙包みにし、冷蔵庫で仕上げ乾燥します。 

ゆかり

冷蔵庫内でカリカリにした後、ミルで粉砕。
こんな感じになりました。
葉っぱを平たく伸ばしきらなかったせいで多少ゴロゴロしていますが、ごはんに混ぜて湿気を吸えば、固いということはないはず・・・・。 

ゆかり

以前買ったスパイスボトルひとつに丁度収まりました。 

 


トマトフェスタ2014(東急多摩川駅)

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8/10、東急多摩川駅で開催されているトマトフェスタに行ってきました。
毎月2回、多摩川マルシェが開催されていますが、8月は通常のマルシェがなくて、このトマトフェスタというお祭りになります。

今年は10周年だそうです。
昨年はお客さんとして見物させて頂きましたが、今年はなんと、お店のひとつとして参加!
小さなスペースで三つ編みニンニクを売らせて頂きます。

この日は丁度台風が接近している日。
早朝、外を見ると、強い雨が降ったりやんだり。
中止とか、短時間で切り上げかなー、だったら荷物を減らして出た方がいいだろうか?と思いつつ、中味の安定のために、スーツケース満杯のまま出発しました。

さてさて、どうなるかしら?
 

トマトフェスタ

(こちらの写真はポメマルさん撮影の借り物です)
例年は駅構内に受け付けとトマトの展示があり、マルシェ(産直市)が駅前の道路沿いに並んでいます。

ところが、今年は台風のため、事務局と駅長さんが相談して、特別な計らいで、駅構内で産直市を開催させて頂くことになりました。
濡れない場所で有り難いです! 

トマトフェスタ

そのかわり、トマトの展示は駅の左側の別会場(公民館)の一角に移動。
私はそれに気づかず、展示を見損ねてしまいました。
(代わりに、トマトフェスタで購入したプチトマトの写真を) 

トマトフェスタ

昨年同様、なまはげが!
そして左奥、コロリンとしたものが。 

トマトフェスタ

これは東急電鉄のマスコットキャラクターの「のるるん」だそうです。
可愛い、というより、大きい、です。
すごい存在感です。
 

トマトフェスタ

記念撮影用に、のるるんのかぶりものもあります。 

トマトフェスタ

産直市もすごく賑わっていました。
年に一度のお祭りというのと、やはり駅構内にあるからでしょうか。
ひっきりなしに人が訪れているような状態です。

トマトフェスタ

こちらにはナスが何種類も。
うちの冷蔵庫にナスがいっぱいあるんだよなー。でなかったら買いたかった。 

トマトフェスタ

勿論トマトフェスタなのでトマトも。 


トマトフェスタ

片隅に、私の三つ編みニンニクと、シチリアヘビウリも置かせて頂きました。
ブログのお友達のポメマルさんが見に来て下さいました。(恥ずかしー) 


トマトフェスタ

シチリアヘビウリには目をつけて、ホントにヘビみたいにしてみました。
子供も後じさるくらい、好評。

(こちらの写真もポメマルさん撮影です。大きな一眼レフカメラに望遠レンズをつけて撮影。プロカメラマンみたいでカッコイイ!) 

トマトフェスタ

実行委員長の山代玉緒さん(声楽家)。
昨年はトマトカラーの衣装で「開会の歌」みたいなのを歌って下さいましたが、今回は終了直前頃に登場です。

夏の歌ということで「Summertime」など、素晴らしい歌声を披露して下さいました。もとはビリーホリデイでしたっけ?
声楽家が歌うとまた違う魅力が☆

写真に見えるマイクはすぐに置いて、マイクなしで歌って下さったのですが、素晴らしい声を生で楽しめてよかったです(マイクありの昨年よりもよかった)。
(この細さなのにすごい声量なんですよ!) 


時折、強い雨がナナメにざばざば降るような変なお天気でしたが、駅構内を使わせて頂いたおかげで、品物が濡れたりもせず、本当に助かりました。(荷物を持って右往左往することを想定していた)

お客さんも(おそらく通常の多摩川マルシェより)とても多く、皆さん「お祭りだし☆」とお買い物をいっぱいしている様子でした。
終了時には、すっかり売り切れ、というお店が多数。
私のニンニクも、他の出店者さんに買って頂いたこともあり、持っていった分は全部なくなりました。
ビックリ〜。

接客の合間を縫って、出店者同士試食品を味見しあったり(私は試食しにくい商品なのでクッキーと人参菓子を持っていって食べて頂いたり)、 楽しいイベントでした。

事務局の皆さんは会場が変更になったりで、目が回るような忙しさだったのではないかと思います。
10年間コツコツ積み上げてきたイベントの仲間にならせて頂いて、本当に有り難いと思いました。

ハヤトウリの芽

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昨年と今年の春先、「植えてみて」とお友達にハヤトウリを頂きました。
ハヤトウリは比較的暖かいところの植物なので、腐らせずに越冬させるのが大変なのだそうです。

昨年は、直接地植えしてしまい、春先の空腹な野生動物にかじられてしまいました。
今年はベランダの鉢に植えて芽出し。
ベランダならば霜の心配もないです。

無事芽が出た伸びてきたところで畑に移植したら、夏が近づいた頃からわさわさ茂り始めました。
ブドウ棚のようなものをつくるべきらしいのですが、支柱すら満足に立てられない私には、そんなもの無理。
苗のそばに数本支柱をたてては見ましたが、大量のツルの重量と風に負け、今は支柱が倒れて地這い状態。
鶴首カボチャのように広がるのではなく、モジャモジャと絡まり合っています。
やっぱ上に行きたいのかな。
すまん。

ハヤトウリは千成り瓜という別名もあるくらい豊産性のものだとか。
なのに、一向に花もつかなければ実もありません。

調べてみたら、短日植物というものらしく、ある程度日長時間が短くなってはじめて実をつけるようになるのだとか。
そのくせ寒さには弱くて、霜にあたると枯れるのだそうです。


実が付くのは当分先かもしれませんが、実がない時期でも収穫できるものがあるそうです。

Chayote_sprout

それはこちら。
芽の先っぽのところ。
モジャモジャと茂りまくっているので、芽は沢山あります。

この部分は、台湾では龍髭菜と呼ばれているものらしいです。
どうりで、見覚えがあると思っていました。
(台湾は温暖なので春先から生育旺盛でしょうけれど、短日環境になるまで蔓先しかとれない期間が長そうです。) 

Chayote_sprout


しんなり気味の葉っぱは、熱湯に入れるとむしろシャッキリ、張りを取り戻します。
そして、結構しっかり固いので長めに加熱。

茹で上がったところを囓ってみると、表面がうっすらざらついており、豆?のような不思議な香りが(そういえば、同じウリ科のゴーヤの葉っぱも豆みたいな甘い香りがします)。
表面のざらつきによく馴染むかと、胡麻和えにしてみました。 


柔らかそうな新芽だし、つやつやして見えたので、ツルムラサキを華奢にしたような感じかな?と予想していました。
でも、 表面は少しざらつきがあり、むしろツルナっぽい感じ。
味は、豆のような独特の香りがあり、どちらかというと濃厚でナッティーな感じ。
粘りやヌメリはないです。
胡麻和えとの相性はなかなかグーでした。
 

中華料理ではニンニクと一緒に炒め物にするとか。油と馴染ませる料理も美味しそうです。
今度は油炒めをやってみようかな。

トマトのパッションフルーツマリネ

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ダンナサマが、鹿児島出張のおみやげに、パッションフルーツを買ってきてくれました。
 

passionfruit

とても立派な大玉を、二袋も。
(写真は何個か使ったあと) 

passionfruit

切ってみると、果肉もたっぷり詰まっています。 

passionfruit_tomato_salad

このパッションフルーツで作ったもので、ダンナサマに大好評だったものがこちら。
プチトマトのパッションフルーツマリネ。
プチトマトは全部湯むきしてあります(えへん!)。
パッションフルーツと梅シロップで和えると、つるりとした食感と甘酸っぱい味わいが絶妙で「ぶどうみたい☆」だそうです。
ダンナサマは果物の中ではブドウが一番好きなようなので、かなりの褒め言葉ということかも。 



■■プチトマトのパッションフルーツマリネ
■材料
プチトマト
梅シロップ
パッションフルーツ果肉
レモン汁

■作り方
(1)梅シロップは一度煮立て、冷ましておく。
(2)プチトマトは、6、7個ずつ、煮立った鍋で10秒ほど茹で、水にあげる。
 (水っぽくなるので、皮がはじけるまで茹でないようにしています。)
ザルにあげ、皮を剥く。 
(3)梅シロップとパッションフルーツ果肉を混ぜ、好みでレモン汁も加える。
剥いたトマトを投入し、和える。冷蔵庫に入れ、時々混ぜ返す。
(4)しみ出てきたジュースも美味しいので、汁も残さず食べられます。


■過去記事
プチトマトのマリネ 

ニンニク2014:ニンニクの編み方

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ニンニクの編み方、以前も記事にしましたが、2014年版はこんな感じです。

hardneck_garlic_braid

葉っぱを濡らします。
霧吹きでもいいのですが、化粧品用の小型霧吹きではすぐに水がなくなり間尺に合いません。
洗面所やお風呂場を使うと早いです。

hardneck_garlic_braid

編み込みには使えないC品のニンニク(ドナーニンニク)の葉っぱを切り取っておき、それも濡らします。これは、葉が足りなくなったときの継ぎ足し用。

hardneck_garlic_braid

玉のすぐ上の部分は数枚の葉(葉鞘)がピッタリ重なっているので、それを剥がし、その部分にも霧を吹いて柔らかくしておきます。
左手には濡らした軍手を嵌めています。 

hardneck_garlic_braid

葉っぱがほどよく湿ってパリパリいわなくなったら編み始め。
最初の3個は紐で縛ります。

hardneck_garlic_braid

筒状の葉鞘を切り裂いてあるのでこういうとんがりが出来ます。以前はこのトンガリをハサミで切っていたのですが、個数が多いと、それもやや面倒です。

hardneck_garlic_braid

という訳で、今年はこうやって丸め込むようにしてみました。

hardneck_garlic_braid

ハート形を編むのはすごく大変。
葉っぱの長さはものにより違うため、先っぽでは足りなくなることもあります。
そういう場合には継ぎ足します。
なので編み終わった段階ではこんな無惨な状態。 

hardneck_garlic_braid

余計な部分を切り落とすとこざっぱりしてきます。 

hardneck_garlic_braid

更に、こんな風に細かなささくれがあるので、それをピンセットで編み目に押し込みます。

hardneck_garlic_braid

形を整えて、軽い重石をして一晩、そして平らな状態で1日ほど、完全に乾かします。
これでひとまず完成。保管場所(壁面)に吊します。

吊しておくと湿度が高い日には葉っぱがしんなりし、自重で形が崩れることがありますが、そうなってしまったら、三つ編みを霧吹きで湿らせ、形を整えて重石をするところからやり直します。

hardneck_garlic_braid

上に1本にまっすぐ編み上げるものは型くずれがないため安心ですが、囲みハートタイプは色々と大変です。
なので、4個で可愛い編み方をもうひとつ考えてみました。

ダンナサマにこれ何に見える?と聞いたところ、ビックリマークかな?ペンダントかな?ですって。
ふむ。ビックリマークスタイルにするかな。

どなたか、他にいい名前がありましたら是非お願いします。☆ 

hardneck_garlic_braidhardneck_garlic_braid

保管場所その1とその2。
(その3もあるけれど今は空っぽ)
壁に吊しておくのが一番嵩張らないです。

 

 

塩蔵ブドウの葉のドルマ

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ウィーンで買ってきたぶどうの葉を、お盆休みの週末に、気合いを入れて加工してしまうことにしました。
ブドウの葉は、扱うのは初めて。
億劫でずっと後回しになっていましたが、夏休み(実は別に普通の週末なんだけど)記念に、チャレンジしてみます。

時間に余裕を持って、4時頃作業開始。
例え失敗しても(弱気)、別の料理を夕食に準備する時間はあるはず。
 

lampascioni

このような状態で売られていました。
これを冷蔵庫で保管していました。 

lampascioni

原材料は、ブドウの葉の漬け物、塩、水 だそうです。 

lampascioni

取り出してみるとこんな状態。
沢山の葉っぱがピッタリくっついており、折りジワがついています。
そして、パックの袋に近い部分は、微量の酸素が供給されるのか、やや発酵が進んでいる状態。葉が薄く柔らかで、破れやすくなっています。
中心部の葉は、まだゴワゴワしているような状態です。 


■塩蔵ブドウの葉の下ごしらえポイント
・葉っぱを、数回に分けて煮立ったお湯で下ゆでし、冷水にとる。こうすることで、折りジワがのびて滑らかになる。
・かなり塩分が含まれているので、塩を抜く必要がある。味わって感じるよりも塩分が多いので適切な塩抜きが肝心です。
・ゴワゴワの葉は特に、やや長めに茹でたいところだが、区別するのは難しいため、全部適当に茹でた。
・これから巻く作業があるため、柔らかく茹ですぎるのは厳禁。
・ちなみに味は高菜漬けの味。又はすぐき漬けの菜っぱ部分。ああいう、発酵したお葉漬けの味だと思いました。代用するなら高菜漬けかも。


フィリングは、お米とハーブ、ナッツ、レーズン代わりにくこの実などを混ぜてみました。

さて巻き作業。
これが予想外の難しさ。

まず、折り重なったブドウの葉を、破らないようにそーっと1枚剥がしとる必要があります。
そして、破らないようにそーっと平らに広げます。
なお、水に漬けておくと、1枚抜き取るのは楽だけれど広げるのはやっぱり大変(紫蘇の葉の時の苦労が蘇る・・)。
破れそうな葉っぱを扱うのには、かなりの集中力が必要です。

あと、葉っぱの形。

果実が美味しくて、葉っぱも使えて、枝や幹は薪になるブドウの木は神様からの贈り物だ、などと言われたりするようです。概ね同意するんですが、でも、神様ってば、葉っぱの形状にも、もうちょっと気を遣ってくれたらよかったのに・・。 

lampascioni

こんな、予め破れた形の葉っぱでポロポロした米粒をどう包めと。

lampascioni

仕方がないので、切れ込み部分の葉っぱを寄せて重ねます。

lampascioni

下の方も寄せて重ねます。
こうなっていれば、何とか巻くことができます。
この写真の時点でもう6時。疲れてきました。

巻き方のコツはつかめてきたものの、葉っぱを破らないよう広げるのに時間がかかることには変わりありません。

なお、葉の大きさに応じて長さはまちまちになってもいいので、直径は揃えておくといいようです。

lampascioni

少しフィリングが余ったので、ピーマンをくり抜いて詰めました。
所々に見える白いものはニンニクです。

直径28cmの底の平らな浅い鍋(すき焼き鍋)に2段ぎっしり。
水を加え、アルミなどで落としぶたをして煮ます。 
ドルマが空気に触れると乾燥して葉が固くなるため、破れて使えないブドウの葉や、キャベツの葉など、水分のあるものをかぶせて煮るといいようです。 

lampascioni

煮えました。
この時点で7時45分。

あまりにヘトヘトで、盛りつけとか、もう考えられません。

 


味わうどころではない疲労感でしたが、結構美味しく出来たと思います。
ナッツがコリコリして、あとクコの実がちょっと甘くて、入れてよかった☆
ヨーグルトにおろしニンニク少々とレモンを混ぜたヨーグルトソースを添えるとよさそう、と思いました。

生のブドウの葉で作ると、作業性も味も、また違ってくるように思います。
(多分作業しやすいのではないかと予想)
懲りずにまたやってみたいです。
塩蔵のものも、またウィーンに行ったら買ってもいいかな・・・。



■■ブドウの葉のドルマのフィリング
■材料
バスマティ米 お湯でさっと茹でてから使った 2.5合
クコの実  よくゆすぐ
カシューナッツ 空焼きする (松の実があったら入れたかった)
イタリアンパセリ 刻む (植木鉢のパセリが丸坊主に・・・)
タマネギ+ディル (炒めたタマネギに刻んだディルを混ぜて冷凍しておいたもの)
塩味として、塩レモンの液と固形部分
胡椒
刻んだドライトマト
おろして干したユウガオ少々(冷凍してあったもの)

■ポイント
・煮ている際に、ドルマが空気に触れないよう、必ず落としぶたをする。(余ったブドウの葉、野菜の葉、オーブンペーパー、アルミ箔など)。ぶどうの葉が空気に触れると固くなってしまう。(今回は忘れた)
・もし葉っぱが固い場合は、お米を下茹でせずに、煮る時間を長くとるといいかも。
(今回は、余りサイズが変わると葉っぱが破れることを恐れ、お米を軽く下ゆでし膨張させてから包むことを意図した)

■ 参考情報
(1)ブドウの葉の塩漬けの作り方
(2)ブドウの葉のドルマの作り方 

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