先日台湾に行った折り、デパ地下で蜂蜜をゲットしてきました。
我が家の蜂蜜の在庫は、十数年ぶりに品薄。
(一生もつのでは!?という状況でしたが、ここ数年、買わずにこつこつ減らしてきました)
なので「旅行先なら買ってもいい」と自分に許可を出したのです。

今回ゲットしたのはこちら。
いろいろ混ざった百花蜜です。
最近は、クリーミーに結晶した蜂蜜に凝っています。
2種類あったうち、味見してこちらにしてみました。
バターのようなまろやかな香りとやや控えめな甘さでが気に入りました。
お店の人も、こちらがお勧め、という様子でした。
(中国語が分からないので、お互い身振り手振りで気合いでコミュニケーション)

そして、嬉しい頂き物。
(陳先生、ありがとうございます!)

ひとつは百花蜜。
買ったものとは違って透明タイプで、味も違いました。
(百花蜜ってじつは色々あって面白いですね!)
もうひとつは千層(Melaleuca)。
こちらが交換した部品。
プーリーというものだそうです。
部品代と工賃あわせて3万円ちょいでした。


千層って何だろう?と調べてみました。
別名「白千層」(フトモモ科メラルーカ属の一種)だそうです。
ウィキペディアの写真をお借りしましたが、幹がパイ皮のように層状になっています。なるほど!
この木の葉はとてもいい香りなのだそうです。
(蜂蜜は、さほど特徴的な香りはありませんでした)
近縁種の、フトモモ科メラルーカ属のティーツリー M.alternifolia は、抗菌作用があるという精油のティーツリーオイルをとる植物です。
瓶洗いブラシのような花にも見覚えがあります。
これの赤いバージョンは、オーストラリア原産のブラシノキといって、フトモモ科ブラシノキ属。

どちらにしようか迷って買わなかった方の蜂蜜はこちら。
烏桕蜜(うきゅう Chinese Tallow Tree)。
「桕」は漢和辞典になくて、どう検索しようか迷いましたが、メーカーFUNG GUOのホームページから調べることができました。
これは、ナンキンハゼの蜂蜜だそうです。
日本では比較的マイナーな蜂蜜だと思いますが(皆さんご存知でした?)、例えば広島市の産直 で販売されていたりするようです。
きめ細かい結晶で、スッキリした甘さで美味しい蜂蜜でした。

ナンキンハゼはこんな木(ウィキペディアより)。トウダイグサ科ナンキンハゼ属。
街路樹に植えられたりするものだそうです。
あ、そういえば!
うちの近所の道路にもナンキンハゼがあったはず!
絵本の挿絵のような可愛い樹形だけれど、特に何か役に立つ訳じゃないよなあ、と思っていましたが、蜂蜜の蜜源だったとは!見直しました。
(自分で採集できないのが残念)
種子の油脂の烏臼油は、石鹸・蝋燭の原料になるのだそうです。

ちなみに、同じくロウソクの原料になって、蜂蜜もとれる植物にハゼノキがあります。
(ハゼ蜜は透明タイプが多いようです)
こちらはウルシ科ウルシ属。
ナンキンハゼとハゼノキは分類学的には全く異なります。
ハゼノキやナンキンハゼからロウを抽出する実験は、こちら。
数年分の自由研究を小学6年生時点でまとめている論文のようですが、 すばらしいです。私の知りたいことが全部書いてあります。ハゼロウは、ナンキンハゼやその他のロウに比べ、すすが少なくていいロウソクになるようです。
■参考情報
台湾の蜂蜜いろいろ
台東は山がちなので各種の蜂蜜がとれるようです。
こちらのお店にもいろいろあります。
苦楝センダン、山茶ツバキ科、厚皮香モッコク、桂花キンモクセイ、文旦ブンタン、荔枝ライチ、月桂(肉桂)シナモン など
このブランドではありませんが、以前桂花(キンモクセイ)の蜂蜜を以前買ったことがあります。
クリーミーな結晶で、すごく美味しかったです。
(いわゆるキンモクセイの香りはあまりない)
蜜源・花粉源植物データベース (日本語)