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台湾2016:蜂蜜

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先日台湾に行った折り、デパ地下で蜂蜜をゲットしてきました。
我が家の蜂蜜の在庫は、十数年ぶりに品薄。
(一生もつのでは!?という状況でしたが、ここ数年、買わずにこつこつ減らしてきました)
なので「旅行先なら買ってもいい」と自分に許可を出したのです。
 

台湾の蜂蜜



今回ゲットしたのはこちら。
いろいろ混ざった百花蜜です。
最近は、クリーミーに結晶した蜂蜜に凝っています。
2種類あったうち、味見してこちらにしてみました。
バターのようなまろやかな香りとやや控えめな甘さでが気に入りました。
お店の人も、こちらがお勧め、という様子でした。
(中国語が分からないので、お互い身振り手振りで気合いでコミュニケーション)

台湾の蜂蜜


そして、嬉しい頂き物。
(陳先生、ありがとうございます!) 

台湾の蜂蜜


ひとつは百花蜜。
買ったものとは違って透明タイプで、味も違いました。
(百花蜜ってじつは色々あって面白いですね!)

もうひとつは千層(Melaleuca)。

こちらが交換した部品。
プーリーというものだそうです。 

部品代と工賃あわせて3万円ちょいでした。 

白千層Melaleuca白千層Melaleuca


千層って何だろう?と調べてみました。
別名「白千層」(フトモモ科メラルーカ属の一種)だそうです。
ウィキペディアの写真をお借りしましたが、幹がパイ皮のように層状になっています。なるほど!
この木の葉はとてもいい香りなのだそうです。
(蜂蜜は、さほど特徴的な香りはありませんでした)

近縁種の、フトモモ科メラルーカ属のティーツリー M.alternifolia は、抗菌作用があるという精油のティーツリーオイルをとる植物です。
瓶洗いブラシのような花にも見覚えがあります。
これの赤いバージョンは、オーストラリア原産のブラシノキといって、フトモモ科ブラシノキ属。 

台湾の蜂蜜

どちらにしようか迷って買わなかった方の蜂蜜はこちら。
烏桕蜜(うきゅう Chinese Tallow Tree)。
「桕」は漢和辞典になくて、どう検索しようか迷いましたが、メーカーFUNG GUOのホームページから調べることができました。
これは、ナンキンハゼの蜂蜜だそうです。
日本では比較的マイナーな蜂蜜だと思いますが(皆さんご存知でした?)、例えば広島市の産直 で販売されていたりするようです。
きめ細かい結晶で、スッキリした甘さで美味しい蜂蜜でした。 

ナンキンハゼ


ナンキンハゼはこんな木(ウィキペディアより)。トウダイグサ科ナンキンハゼ属。
街路樹に植えられたりするものだそうです。
あ、そういえば!
うちの近所の道路にもナンキンハゼがあったはず!
絵本の挿絵のような可愛い樹形だけれど、特に何か役に立つ訳じゃないよなあ、と思っていましたが、蜂蜜の蜜源だったとは!見直しました。
(自分で採集できないのが残念)
種子の油脂の烏臼油は、石鹸・蝋燭の原料になるのだそうです。

ナンキンハゼ


ちなみに、同じくロウソクの原料になって、蜂蜜もとれる植物にハゼノキがあります。
(ハゼ蜜は透明タイプが多いようです)
こちらはウルシ科ウルシ属。
ナンキンハゼとハゼノキは分類学的には全く異なります。

ハゼノキやナンキンハゼからロウを抽出する実験は、こちら
数年分の自由研究を小学6年生時点でまとめている論文のようですが、 すばらしいです。私の知りたいことが全部書いてあります。ハゼロウは、ナンキンハゼやその他のロウに比べ、すすが少なくていいロウソクになるようです。

  
■参考情報
台湾の蜂蜜いろいろ 
台東は山がちなので各種の蜂蜜がとれるようです。
こちらのお店にもいろいろあります。
苦楝センダン、山茶ツバキ科、厚皮香モッコク、桂花キンモクセイ、文旦ブンタン、荔枝ライチ、月桂(肉桂)シナモン など
このブランドではありませんが、以前桂花(キンモクセイ)の蜂蜜を以前買ったことがあります。
クリーミーな結晶で、すごく美味しかったです。
(いわゆるキンモクセイの香りはあまりない) 

蜜源・花粉源植物データベース (日本語)


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