台北旅行の際のことです。
昼下がりから、迪化街(テキカガイ ディーホワチェ)に繰り出してみることにしました。
ここには、乾物系(ドライフルーツ、お茶、漢方食材など)のお店が立ち並んでおり、また大きな布地の市場(永楽布市場)もあります。
お店を見ながらぶらぶら歩くのは、楽しそう。
が。
全然ぶらぶらできないことが分かりました。

春節直前のお祭り状態。
通常は車道になっているところの両脇に出店がぎっしり建ち並び、勿論その背後のお店も営業して、左右各2列、合計4列のお店が開業しています。

より狭くなった通路には 人がぎっしり!
年末のアメ横に相当する大混雑です。
これはびっくり!
大変に歩きにくいですが、この時期しか体験できない賑わいです。
みんなとはぐれないように気をつけて進みました。
(なので写真があまりない)

あられ、キャンディー、落花生など、簡単につまめるスナック類が大量に売られている気がしました。
これは、ねじねじした形のアラレ。
年末のアメ横にはまぐろなど海産物も沢山ありますが、ここではお正月料理用の食材は余り目立ちませんでした。 (乾物屋ストリートだからかな)

こちらは、各種野菜のフリーズドライ(揚げ)スナックの量り売り(ミックス自由)。
おくら、ごぼう、サツマイモ、山芋、カボチャ、人参、里芋、いんげん豆、などなど。
(最近日本でも、ミックスバージョンが容器に入って売られていますよね)
試食させてもらったら、どれもサクサクで美味しいです。もしあったらあるだけ無限に食べてしまいそうで危険で、ぐっとこらえました。(ちょっと後悔)

お正月飾りのお店がところどころにありました。
中国のお飾りは、赤と金!
この中を通ると、余りの派手さに目がチカチカ・頭がズキズキします。

赤と金の大洪水に霞んでいますが、可愛いキャラが使われていたりも。

今年は未年でしたっけね。
道ばたで、その場で赤い紙に筆で字を書いている人もいました。
(中国嫁日記によると、昔は村一番の達筆の人に頼むものだったとか)

あ!干し柿だ。台湾産ですって。
こちらでは「柿餅」というようです。
月餅のように円盤形に仕上げてあります。

薬種屋さんかな、各種干しきのこがどっさり山盛り。
手前はアガリクスじゃないだろうか(確か薬効は否定されたはずだけど)。
お正月って、こういうものを沢山買い込むものなのだろうか?
いつものスープをグレードアップさせるため、ちょっと入れたりするのかな。
薬効はともかく、買ってみればよかったかなあ。
何しろ人が多く、またお友達とはぐれてしまいそうで、買い物する気分的余裕はほとんどありませんでした。

白いものはヤマブシタケ、手前はヤナギマツタケかなあ。

お?これは!
(チキンラーメンじゃないですよ)

冬虫夏草だ!
最近は栽培されているのです。
(以前試食しましたよ!)
こんなにどっさり売られているなんて。
混雑するしせわしなく、買い物には不便かもしれませんが、賑わいを見ているだけで興奮して楽しめました。
もっと写真撮ればよかったと後から思いますが、興奮するとき程写真どころではなくなるものですよね。