昨年12月に入った頃から、ダンナサマは生ハムが気になりはじめた模様でした。
「ワインのつまみ、何かないかな? あ☆生ハムあるんだっけ?(わくわく)」
という具合。
おかしいなあ。
目に触れない場所にこっそり吊してあるのに。
秋にわらび山荘から持ち帰って洗って干してはあるものの、私の中ではどちらかというと忘れたい存在。
塩抜き作業の際、ビミョーな匂いがしたので、失敗の恐れもあると危惧していたのです。
できれば忘れてもらいたい・・・。
自分だけでチェックするのは怖いので、年末、duckbill先生、わらびさんとお会いする機会があるので、そこに持っていって様子を見て頂くことにしました。
わらび邸のハモネロ(生ハム固定台)をお借りし、スライスしてチェックして頂いた結果は
「まあ合格でしょう」
とのこと。
(ほっ☆)
(同時に仕込んだポメマルさんは、もう1年寝かすとのこと)
心配していた臭みですが、ほとんどないです。
そして、思ったより塩辛くないです。
味見させて頂いたわらびさん作やduckbillさん作のハムよりも、薄塩に感じます。
ちょっと塩ふろうかしら?と思う程。
塩漬けの際、途中から冷蔵庫に入れてしまったし、塩抜きの時にまだジャリジャリと塩が残っていました。
他の方よりも、浸透した塩が少なかった可能性はあります。
とはいえ、一応生ハムの味。結構美味しいと思います。
よし、解禁だ!、と思ったものの、生ハムは固定する台が重要です。
非常に重いので、左手で支えながらカット、という訳にはいきません。
以前cononさんから木製のステキな台(ハモネロ)を頂いていたものの、今回の肉はやや小さいためにうまくセットできません。
年始に持ち帰って以来、またぶら下げてあったのですが、指をくわえてお預け状態。
このままではずっと食べられないので、頂いた台を少しカスタマイズすることにしました。

結論からいうと、こんな感じ。
本来は右上のU字型金属の中に足首をすっぽり通すのだと思いますが、足首の骨の間にこの金属を通すことになりました。

反対側からみたところ。
U字型の金属の位置を低くした方がいいかと、試しに穴をあけて試してはみましたが、結局オリジナルの位置に納まりました。

この骨の間は結構キツイので、ここに金具を通すことで結構しっかり固定されます。

ハムが横転しないように、小さな板で挟むことにしました。この黒い板は、先日オーディオ機器棚を自作した際の端材。
板のすぐ左に帯状の銀色穴あき金具が見えますが、これは位置的に遠く、またハムを支えるには柔らかすぎるので機能していないパーツです(後で外す予定)。

黒い板と、この白木の板で挟み込むようにして固定してあります。

この台形の黒い金具も自分でつけました。
生ハム台を持って運ぶような時、片手でU字金具を持ち、もう片手でここを持つと持ち運び易いです。
とはいえ大変に重たいので、キャスターつき椅子の上に置きっぱなしにし、普段は寒い部屋、食べるときに食卓の側に転がしてくる、という作戦です。
duckbillさんによると、生ハムメンテナンスの一番のコツは、しょっちゅう食べること、だそうです。
また、一度食べたら、オリーブオイルをたっぷり塗り、キッチンペーパーをぺたん、と貼り付けておくといいとか。
薄くスライスする練習のためにも、ちょくちょく食べようかと思っています。
スライスした様子などはまた別記事にて。
■■自家製生ハム
2014/01/18 塩漬け
2014/01/24 冷蔵庫に移動
2014/02/03 21:00~ 2014/02/04 20:45 塩抜き
2014/02/04 21:00~ 吊して乾燥
2014/04 引き続き乾燥中。脂が滴っている模様
2014/06/07 パテ塗り 白樺山荘のセラーにて保管
2014/08/16 山荘にてカビ洗い落とし
2014/10/18 自宅にてカビ洗い落とし
2014/12/28 duckbillさんによるチェック
2015/01/09 ハモネロカスタマイズ