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実家の床下断熱リフォーム:(5)断熱材施工

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実家の床下断熱リフォームの記事が途中だったので、終わらせてしまおうかと思います。
作業は昨年10月中旬。リビング・ダイニングはシロアリ業者さんに頼みつつ、部分的にDIY、キッチンは全てDIYでやりました。

Youtubeをみると、スタイロフォーム(固いウレタン)を小さめにカットして床下から施工している人もいますが、今回使ったポリエステルの断熱材は、
・床下に運びやすい
・柔らかくて施工しやすい
・床下で多少の加工(カット)はできる
・余ったりした際、廃棄が楽(グラスウールの廃棄は地域にもよるがものすごく大変)
 (座布団などへの流用も可能)
という意味で、断然おすすめです。

2月にに実家に行って電気代の変化を聞いてきたところ、施工後の2022年1月とその1年前を比較したところ、電気代の値上げがあったにも関わらず、電気代は同じ程度だった、とのこと。
お正月や2月に実家に行っても、暖房の効きが前よりいい、という実感はあります。
ホットカーペットを敷いていても、ホットカーペット以外のところの床(および床上10cmくらい)は、以前は凍るような冷たさだったのが、施工後はスリッパなしでも耐えられるようになりました。

見積もりを頼んだけれど結局もう少し節約したくて依頼はしなかった(株)キャッツは、まるまる作業をお願い出来て70万円弱でした。
結構断熱効果がある気がするので、DIYできない場合はこの金額でこちらに頼むのもありかなーとも思いました。(で、やっぱ家が寒くて困っている、というダンナサマの知人に紹介してみました)

さて、作業の記録です。

■根太間

床下断熱リフォーム

根太間にはこんな感じのしっかりした素材を使います(写真はサンプル品)。
根太の中心から中心が303㎜、高さ40㎜だったので、使ったサイズは
40mm×263mm×910mm
細長い形状のスポンジです。

床下断熱リフォーム

床下はもともとはこうなっていました。
このグラスウールを剥がし、グラスウール固定用の薄板は残してありました。
この薄板がお役立ちで、ここにくぐらせるように、細長いものを固定していきます。

ただし、床下って、何だか釘がいっぱい出ています。
フローリングを施工(母が40代?のころ、母がほぼひとりで頑張った大規模DIYプロジェクト)した際の細い釘や、家を建てたときからと思われる太い釘。
これらの釘があると断熱材を滑らせることが出来ず不便なのです。

床下断熱リフォーム

で、愛用のこのツールを使って床下に出ている釘を全部切っていきました。
ハンマーで叩いて釘を曲げる、という手もあるのですが、床下に寝転がって仰向けでハンマーを叩くのはスペースも狭くやりにくいです。あと、板の影とか、絶対にハンマーが届かない場所もあります。
この電動工具だと、持ち上げて支えて刃先をあてておけば釘がカットできるので、時間はかかりますが楽は楽です。
結局釘カットは、キッチン、リビング、ダイニング全域やりました。シロアリ業者さんは、釘を叩く(切る)作業までやらないだろうし、だとするとその分施工がザツになりそうなので。
(この工具はだいぶ前アメリカアマゾンで買ったのですが、今はマキタとかのメーカーもあって国内で買えるみたいです)

床下断熱リフォーム

根太間断熱材施工後。これはリビングの下で、私が作業したところ。
大引の陰など、実はあちこち障害物があり、その分短くしたり切り欠いたり微調整をして割と綺麗にできています。

写真右のほうにうつっていますが、この素材は、表裏の質感が違うものが多いです。
フワフワの方を床側、するっと固く滑らかな方を地面側に使うように、予めすべてに「天」「地」と書き込んでおきました。

床下断熱リフォーム

こちらは業者さんによる根太間の施工後。
私がやったような微調整はせず、素材のままの長さを無理やり押し込んでいます。
この上からもう一枚、大引間に施工して見えなくなってしまうし、断熱効果の点でも変わりはないとは思いますが、私の施工の方が丁寧ですよね・・・。


■大引間(分厚い素材)

床下断熱リフォーム

根太間に断熱材を敷き詰めたら、それに重ねるようにして大引間に断熱材を入れていきます。
大引間に使う素材としておすすめはこちら。
丁度大引間(材の中心から中心で半間:90cm)におさまる幅・厚さです。
パーフェクトバリア ネダレスボード(床用) 20k
90mm×820mm×910mm

さきほどのものとは質感が違って、綿を積み重ねたような組織感があって、フワフワです。これをひざの上とかに乗せると、途端にポカポカしてきます。

短所としては、とてもカットがしにくいということ。
よく切れるカッター(オルファ黒刃)か、いいハサミでちまちまと切るのですが、厚いこともあり結構時間がかかり、床下で加工するのはつらいかなーという感じ。

あと、90cm角くらいのサイズなのですが、床下で運ぶためには、基礎コンクリート部分の通用口が狭いため、二つ折りにして袋詰めして運搬する必要があります。よくある45リットルゴミ袋だと深さがやや足りず、露出した部分が床下の土で汚れてしまいます。
今回は丁度いい袋がなく、汚れたらなるべく土を払うように業者さんが作業してくれました。
あらかじめ二つ折りにして、ゆったり深さもおさまるビニール袋を用意しておくとよかったかなと思います。
でもって、床下に一定数持ち込んでおいてあげると業者さんは楽だったかも。

床下断熱リフォーム 床下断熱リフォーム

この素材、ためしに1パック買ってキッチン下に試験施工してみました。
根太間とは違って幅が広く、厚みもあって重たいので、PPバンドでタッカー留めするのでは、垂れさがってきます。
なので一枚(90cm角エリア)あたり2か所ほど、板で支える必要がありそうです。

床下断熱リフォーム

板は、こんな感じのものを買って施主支給で使ってもらうことにしました。
写真は杉で長さ1820(2分割すると910弱)ですが、大引の中心中心で900、大引間は820、両端の留め代が40だともし板が割れた場合困るかな、と、べつのホームセンターに行って長さ200のヒノキ野地板をみつけ、それを2分割して持ち込みました。

床下断熱リフォーム

大引間に、分厚い断熱材を施工したあと。
うーん、断熱材1枚あたり、板は1本かしら? 2本あるかなあ。
(後日もぐって確認してみないといけないかなあ・・・)

業者さんによると、グラスウールはぴらぴらした耳がついたものが多く、それだとタッカーで仮固定しやすいとのこと。今回の素材はその耳がなく、仮固定がしにくいのが短所とのことでした。


■大引間(455mm幅2列)
大引間用に、もう1タイプの断熱材も買ったのでした。
分厚い方の切りにくさがとても大変だと思ったので、複雑な形状の場所などには、切りやすい素材がいいかなと思って。
大きさは
415mm×910mm 厚さ60㎜
(同じ大きさで厚さはいろいろあります(ただしこのサイズで大引にピッタリの90㎜厚の商品はない)。実家の場所の気温帯だと、断熱材の厚さは計80㎜、つまり大引間に厚さ40㎜が基準値らしいのですが、少し奮発して60にしてみました。)

分量は、ものすごく迷ったのですが、分厚いのとこれ、ほぼ半々。

結論からいうと、これはおすすめしません。

床下断熱リフォーム

施工方法のモデルはこんな感じ。
両端のラップが大引。床下を見上げた様子になります。
このサイズ(415㎜幅)だと、820㎜幅の大引間に、2列に配置することになります。
2列のスポンジを、両端を大引、間を一点、スポンジの向こうにある根太にPPバンドとタッカーで固定する必要があります。
(黒マジックの位置にタッカー留め)

床下断熱リフォーム

これは、キャッツの営業の方に頂いた施工例。
先ほどの模型のようにPPバンドで両端と中央、固定してあります。

床下断熱リフォーム

で、自分でもやってみました。
415㎜幅2列だと830㎜。この断熱材はさほど縮まない素材なので、820㎜幅のところに押し込もうとすると、端部が折れ曲がることになります。(写真の右側に折れ曲がりが写っています) 10mmくらいなら切らずにいけるかと思いましたが、切らないとダメです。

あと、タッカー留めも、ものすごく大変!

床下断熱リフォーム

うちにあったタッカーというのはこれ。
斜め45度に伸びているレバーを押し下げることで、ホッチキスみたいな金具が出て固定できるというものです。
これは、平らな台の上で体重をかけてレバーを押すのはまだいいのですが、腕も伸ばせないような狭い床下に仰向けに寝転んで、上向きや横向きに力をかけるのは、ものすごく大変。
一か所留めるのに何度も打ちそこない、時間もかかります。
あと、業者さんによると、タッカーの針のような細い針(金属)でたった数か所留めるだけでは、床下で針が腐食して切れ、将来的に落ちてくるおそれもあるとか。

床下断熱リフォーム

とはいえ、半分はこの使いにくい素材を買ってしまったので使うしかありません。
(6:4くらいにしておけばよかった・・)
幅が広いという問題があったので、予め、約半分を1cmほど幅狭くなるようカットしておきました。
(実家にて、母、ダンナサマ、私の3人がかりでカット大会)

業者さんのいいタッカーだったらマシかなと試してもらいましたが、やはり評判が悪かったです。
基本的にDIYで私が作業するキッチン分を全部こちらにすることにして、業者さんには使いやすい、分厚い方から使ってもらうことにしたのですが、ところによってはこの2列方法になってしまいました。
それが上の写真です。


施工になれたキャッツの技術者ならばタッカー固定もアリかもしれませんが、私には無理。
ということで、残った素材を使って施工したキッチン下は、次のようにすることにしました。

床下断熱リフォーム

(作業現場では撮影の余裕が全くなく、模型にて失礼)
大引間に2列にきっちり並べます。そしてその上に、余っている根太間用の細長い素材(910×263、40厚)を、820長さに切ってあてがい(模型ではちょっと短めですが)、その上から板で固定。
2列の方の素材は60㎜厚、あてがった方は40㎜厚、計100㎜。大引の高さは90㎜なので、少しムギュっとなりますが、2列もの1セットあたりを2本使えばしっかり固定できます。
キッチン下は、狭くて入り組んでいて、ゆったり普通の大引間でない場所が多いので、結果的に、切ってサイズ調節しやすいこちらでよかったかもしれません。


この記事を読む方で、DIYで床下断熱しようという方はあまりいないかもしれませんが、分かりにくいところがありましたらご指摘下さいませ。
今回やってみて思いましたが、装備(ツナギ、防塵マスク)があれば、やってやれないことはないし、やる価値はあると思います。
居住中の家であれば、休みの日などを利用して、少しずつコツコツ作業するのもいいかなと。
床下からの作業なので、生活にあまり影響を与えないのもいいところです。

キャッツに頼んで施工してもらう場合、関東以南だと根太間40㎜厚+大引間40㎜厚(タッカー留め)をおすすめされるかと思います。
でも、折角やるならば寒冷地基準にしてもらって、大引間に90㎜の分厚いものを入れて、板固定にしてもらうのがいいのではないかなーと思います。
でもそうすると100万円くらいになっちゃうかしらん。
個人商店のシロアリ業者さんで、いろいろ相談しながら作業を進められるような誠実な方を探すのがいいかな、やっぱり・・・。


●施工に関する反省・メモ
・素材を試しに1パックで発注して、自分でテスト施工をしてみたのはとてもよかった。
・テスト施工は、業者さんの見積もり前にしておくともっとよい。
・そして、業者さんにもテスト施工してもらって、使いやすい素材を聞いてから本格発注するのがよい。
・あと、素材屋さんの配達が遅れることもあるので、発注は早めに。納品遅れなどのメール返信等もよくチェックしておくこと。


■実家の床下断熱リフォームシリーズ
(1)ポリエステル系断熱材パーフェクトバリア
(2)業者探し
(3)装備・道具
(4)グラスウールはがし
(5)断熱材施工


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