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タイの卵黄菓子

揚げ菓子のドックチョックと同じとき、初めてみるお菓子があったので、こちらも買ってみました。

こちらはちょっと高級です。

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タイの卵黄菓子

サイズ感がわかりにくいですが、一辺10cmくらいの小さなパックです。


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タイの卵黄菓子

みんな鮮やかな黄色。
これは、東南アジア菓子の本でみたことがあったかも。


(本の写真あとで)
『アジアンスイーツ』(彩智 柴田書店)という本です。
以前たまたまブックオフで見かけて手に入れたものでした。


情報はさておき、食べてみますよ!

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タイの卵黄菓子

全部同じ黄色に見えましたが、左下のもの(一番小さいもの)は中がポクっとして白いです。
右下の丸いものは中まで黄色で、少しふわふわしています。
(インドのお菓子グラブジャムーンを思い起こさせます。サイズも色も全然違いますが)
そして、なんだか香水のようないい香り! これ、美味しい!!

左上の花形のものは、右下の丸いものと同じ触感で、やはり同じ香りがします。
いい香り~。

右上の繊維状のものは、また違う触感で、ツルツルとしています。
これは香りづけはしてないようですが、極細の素麺のような食感が楽しく、ついもうひとつ、手が伸びてしまいます。


検索してみると、ちょうどこの4種が載っているいいサイトがありました。
このサイトと本の情報を総合してそれぞれ説明してみます。
4つのうち3つにトーンという名前がついていますが、これは「黄金」という意味。

●左上(花形):トーンイップ
●右下(しずく型):トーンヨート
材料は(アヒルの卵の)卵黄と上新粉。
円盤型に整形したり、しずく状に垂らしたりして、煮たてたシロップに落として煮て、いったんひきあげてからジャスミンの花入りシロップに漬けなおしたもの。
そうかー、このいい香りはジャスミンの香りか~。
甘さがあるものの、この香りでさっぱり頂けます。

●右上(鶏卵素麺):フォイトーン
日本の鶏卵素麺のようなもの。
卵黄と水様卵白を混ぜて、煮たてたシロップの中に糸状に絞り出して煮て、少量ずつまとめたもの。
鶏卵素麺って、知ってはいるけれどもう何年も食べたことがないものでした。
こんなに美味しいものだったのか・・。

●左下(極小ナツメ型):メットカヌン
細長い長円形でアリの卵みたいだなーと私は思ったのですが、メットは種、カヌンはジャックフルーツで、ジャックフルーツの種の形状なのだそう。
これは緑豆の餡を形作り(こんな小さく丸めるのは、何か型があるのだろうか??)、その表面に卵黄をつけて(くぐらせて)シロップで煮たもの。
中の緑豆餡には味が(ほとんど)ないので、甘さは表面のみ。
さほど甘すぎずポックリした触感で美味しく頂けます。
緑豆餡で表面コーティングといえば、以前記事にしたタイのお菓子ルークチュップを思い出します。
あちらは、着色したあとに寒天コーティングしてありました。


お店の人によると、「日本の和菓子みたいなもので、とても手がかかっている」とのことでした。
特に、小ささがすごい・・。
自分で作ろうとした場合、こんな小さなサイズでちまちま作るのにイラっとしそうです。
タイには行けないけれど、となり町でこんな珍しいお菓子が買えてよかったです。



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