ダンナサマは、しっとりふんわりしてて、生クリームがついてるようなケーキが好みです。
でも、私が作るのは、ずっしりしたパウントケーキや、モサモサしたクッキー。
なので時々、スーパーのデザート菓子の冷蔵ケースの前で、佇んでいます。
この前のこと。
ダンナサマ:「このケーキとかどうかなあ」
Fujika:「うーん、まあねー。自分で作ると生クリームもちゃんとしたやつだし美味しいよ」
ダンナサマ:「じゃ、生クリーム買おうか」
とカゴに入れられてしまいました。
Fujika:「え、でもクリームのケーキだったらイチゴとか。ああ、でも今イチゴの季節じゃないし・・梨で代用?
でも梨だと色もクリームと同化してしまうし、酸味がやや弱いか・・・ブツブツ」
戦略を立てる前に材料を手配されてしまって、どうしましょう。
キウイもありかな、とも思いつつ、買わずに何とかならないかと、とりあえずその日はフルーツはなしで帰りました。
帰途、頭をひねります。
そうだ、うちにいっぱいある桑ジャムを、ちょっと薄めて寒天で固めればフルーツっぽくなるかも!
(最近寒天に慣れてきたので、いろいろ試したいところなのです)
桑は、ベリーの形も残っていてフレッシュ感が多少あります。色も赤くて綺麗だし☆
ここに冷凍してある生ブルーベリーと水、レモン汁少々を足して、生フルーツくらいの味に調整。
そして煮溶かした寒天と混ぜて、薄く固めます。
スポンジは、卵白3個、卵黄3個のビスキュイ(山本麗子さんの本)。
オーブンレンジの天板1枚分で作りました。
大き目のパウンド型に、スポンジ、クリーム、ゼリー、を交互に敷き詰めるようにして、型詰めケーキにすることにしました。
積み重ねるものと違って側面に気を使わなくてもいいし、冷蔵庫での収納も便利です。
さて、桑ジャムゼリー(寒天)挟みケーキ、出来上がり。
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一層に、寒天の帯を3本並べたくて、3本切ってはみたものの、深いパウンド型の中にくにゃくにゃのゼリー棒をきっちり綺麗に並べるのは困難。
下段に2本、ようやく並べ、上段には、残りのゼリーを全部まとめて入れてしまいました。
なので、写真の下側ゼリー、一部途切れているのです(途切れている1本は別の段に入れたかった)。
見た目はアレですが、しっとりスポンジと、ちゃんとフレッシュ感のあるゼリー、そして生クリーム、結構おいしくできました!
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型の様子。
積み重ねるタイプのケーキは、ロールケーキよりも具やクリームが多めになり、クリーム感が楽しめます。
こうやって型に詰めると、側面を綺麗に仕上げる必要がないし、平らになってなくて、かしいでくることもないので便利といえば便利です。
今回棒状や帯状のゼリーを配置するのにちょっと手間取りましたが、扱いやすい長さに短く切って、ちょっとずつ配置する、という手もあるかな?
■今後の課題
・卵2個のビスキュイで、もう一段階小さく作るのはどうかな
・寒天ゼリーは、今回寒天小1本。小さく作るならばより少量に。
・ゼリーの味を生いちごくらいの結構薄い味にするか、クリームを薄甘に。今回両方しっかり味がついていた。
・生クリームに粉砂糖を入れるとき、ふるうこと。塊が入ると、味見したときは薄いけれど段々溶けて濃くなってくる